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2026.03.04

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着床出血はいつ起こる?生理との違いや出血が見られた場合の対処方法について解説

着床出血はいつ起こる?整理との違いや出血が見られた場合の対処方法について解説

生理予定日が近付くと、妊娠していないか気になってそわそわしてしまうという方もいるでしょう。

妊娠が成立している場合に現れるサインとして有名なのが、「着床出血」です。

今回は、着床出血が起こるタイミングや、排出される血の特徴について解説します。

生理との違いや出血が起こった場合の対処方法もご紹介しますので、妊娠の可能性があるという方はぜひご一読ください。

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目次

着床出血とは?

着床出血とは?

女性器周辺の皮膚や粘膜はデリケートであるため、腟からの出血自体は珍しくありません。

着床出血は、受精卵が子宮内膜に潜り込む際、内膜の血管をわずかに傷つけることで起こると考えられています。

医学的には「受床(じゅしょう)出血」などと呼ばれることもありますが、実際に経験する人は妊婦さんの4人に1人程度であり、全員に起こるわけではありません。

着床出血と見分けるには、どのようなポイントに注目すれば良いのでしょうか。まずは特徴や出血が起こるタイミングについて解説します。

血の色や状態

着床出血の血の色は、個人差が大きいものの、一般的には「うすいピンク色」や「茶色」であることが多いです。

鮮やかな赤色である生理の経血とは異なり、時間が経って酸化したような茶褐色や、おりものに少量の血が混じったピンク色の状態が見られます。

また、血液の状態に関しては、サラサラとしているのが特徴的です。

生理のようにドロッとした血の塊(レバー状のもの)が出ることはほとんどありません。

出血量の目安

着床出血の量は、生理に比べて圧倒的に少ないのが一般的です。

通常の生理であれば、昼用や夜用のナプキンを数回交換する必要がありますが、着床出血はおりものシートで賄える程度で済むケースが多く見られます。

具体的には、下着に少しシミができる程度や、ティッシュにわずかに付着する程度の微量な出血です。

稀に生理と同じくらいの量が出る方もいますが、基本的には「生理よりも明らかに少ない」と考えて良いでしょう。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

出血を見つけるとドキッとしてしまいますが、着床出血は生理に比べて量が圧倒的に少ないのが特徴です。

京都院院長   池田先生

もしナプキンを替える必要がなく、おりものシートで間に合う程度の量であれば、着床出血の可能性が高いと言えます。

出血が続く日数

着床出血が続く期間は、一般的に1日〜2日程度と非常に短いのが特徴です。

長くても3日〜4日程度で収まることがほとんどで、1週間近くダラダラと続くことは稀だといえます。

生理であれば平均して5日〜7日程度出血が続きますが、それよりも明らかに短期間で終わる場合は着床出血の可能性が高まります。

ただし、ホルモンバランスの乱れなどにより個人差はあるため、あくまで目安として捉えてください。

着床出血が起こるタイミング

着床出血が起こる時期は、「生理予定日の1週間前〜生理予定日直前」が目安となります。

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動し、排卵から約1週間〜10日ほどかけて子宮内膜に着床するためです。

具体的な日数で言うと、前回の生理開始日から数えて約3週間後(妊娠3週目あたり)に発生することになります。

この時期はちょうど次の生理が来るかもしれない時期と重なるため、生理と勘違いしてしまう方が少なくありません。

京都院院長   池田先生

着床出血は、生理予定日の1週間前から直前という、ちょうど次の生理が来そうな時期と重なって起こるのが特徴です。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

前回の生理から約3週間後、妊娠3週目あたりでの出血が目安になりますので、時期を振り返って確認してみてください。

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すぐに受診が必要な危険なサイン

出血があった際、様子を見てよいものか、すぐに病院へ行くべきか迷うことがあると思います。

以下のような症状が見られる場合は、異所性妊娠(子宮外妊娠)や流産の兆候である可能性があるため、早急な受診が必要です。

  • 生理2日目以上の大量の出血がある
  • 立っていられないほどの激しい下腹部痛がある
  • 出血に悪臭を伴う
  • 発熱やめまい、冷や汗がある

上記は正常な着床出血の範囲を超えており、危険が及ぶトラブルが起きている可能性があります。

特に激痛を伴う場合は緊急性が高いため、夜間や休日であっても医療機関へ連絡してください。

着床出血と生理の違い

腟から排出される血といえば、真っ先に生理を連想する方がほとんどでしょう。

着床出血と生理には、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。異なるポイントを4つご紹介します。

①血の色

生理では様々な色合いの出血が見られますが、着床出血は以下の通りです。

  • 鮮やかな赤色
  • 薄いピンク色
  • 茶色

血液は体内に留まる時間が長いほど、赤色から茶色に変化するという特徴があります。

子宮内膜で出血が起こってすぐに血が排出された場合は、鮮やかな赤色や、おりものと混ざり合った薄いピンク色に見えるでしょう。

体外に血が排出されるまでに時間がかかると、血が酸化して茶色っぽく見えます。

②出血量

  • 生理:出血量が多い
  • 着床出血:出血量が少ない

生理の場合は少量の出血から始まり、徐々に量が増えるという特徴がありますが、着床のサインで出血が起こっている場合は、出血自体は続いたとしても量が増えることはありません。

生理のようにドロッとした血の塊は見られないという点も特徴の一つです。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

もし出血が続いても量が少ないままであれば、それは生理ではなく着床のサインかもしれません。

京都院院長   池田先生

また、生理のようなドロッとした血の塊が出ないのも特徴ですので、量だけでなく血の状態もあわせて確認してみましょう。

③出血が起こる期間

  • 生理:1週間程度
  • 着床出血:1~3日程度

5~7日程度出血が続くのが生理ですが、着床出血の場合は1日程度で治まる傾向にあります。

出血が長く続いたとしても、3日以内には治まるでしょう。

個人差があるため、出血が起こる日数だけで判断することは難しいですが、一つの目安として「着床出血が起こる期間は生理よりも短い」と覚えておくと良いでしょう。

④お腹の痛み

  • 生理:痛みが強い
  • 着床出血:痛みが弱い

生理の場合は、ホルモンの働きによって子宮全体が収縮するため、強い痛みを感じます。

一方、着床時の痛みは、一般的に「着床痛」などと呼ばれることがありますが、着床出血の場合は血管がわずかに傷付くだけなので、強い痛みは感じにくいという特徴があります。

痛み自体を感じないという無症状の方もいれば、お腹の奥がチクチクするような痛みを感じる方もいます。

症状の現れ方は人それぞれですが、基本的に着床の際に経血を押し出すための子宮の収縮」を伴わないため生理を超えるような強い痛みを感じることはないでしょう。

京都院院長   池田先生

お腹の奥がチクチクするような違和感を持つ方もいれば、全く痛みを感じないという方もいらっしゃいます。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

基本的に生理を超えるような激しい痛みにはなりませんので、痛みの強さがいつもより軽いかどうかも判断材料にしてみてください。

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着床出血と似た出血の見分け方

着床出血と似た出血の見分け方

妊娠の可能性以外にも、女性の体は様々な理由で出血を起こすことがあります。

着床出血と間違いやすい他の出血原因を知っておくことで、無用な不安を減らすことができます。

特に「不正出血」「排卵出血」「妊娠初期の別の出血」との違いを理解しておきましょう。

不正出血との違い

不正出血とは、生理や妊娠に関連しない性器からの出血全般を指します。

原因はストレスによるホルモンバランスの乱れ、子宮筋腫、子宮頸管ポリープ、腟炎など多岐にわたります。

着床出血が生理予定日付近という特定の時期に起こるのに対し、不正出血は時期を選ばずに発生するのが特徴です。

また、出血が不規則に続いたり、性交後に出血したりする場合も不正出血の疑いがあります。

出血のタイミングが生理予定日と大きくずれている場合は、婦人科系のトラブルを疑い、早めに受診しましょう。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

着床出血は時期がある程度決まっていますが、不正出血は時期を選ばずに起こるのが大きな違いですね。

京都院院長   池田先生

もし生理予定日と時期が大きくずれているなら、トラブルも疑われますので、早めにご相談ください。

排卵出血との違い

排卵出血は、排卵に伴う急激なホルモン変化によって子宮内膜の一部が剥がれ落ちることで起こります。

この出血が起こるタイミングは、生理と生理のちょうど中間あたり(生理開始から約2週間後)です。

着床出血が生理予定日直前(排卵から約1週間後)に起こるのに対し、排卵出血はそのさらに1週間ほど前に起こるため、時期で区別がつきます。

おりものに少量の血が混じる程度で、2〜3日で収まる点は着床出血と似ています。

基礎体温をつけていれば、体温が低温期から高温期へ移行する時期に出血するため、より判断しやすくなります。

妊娠初期の出血との違い

着床出血以外にも、妊娠初期には「絨毛膜下血腫」などのトラブルで出血することがあります。

これは胎盤が作られる過程で子宮内に血の塊ができ、それが体外へ排出されるものです。

着床出血はごく初期の一時的なものですが、絨毛膜下血腫などは妊娠反応が出た後にも出血が続くことがあります。

また、切迫流産(流産しかかっている状態)の場合も、腹痛とともに出血が見られます。

妊娠検査薬で陽性が出た後に出血が続く場合や、鮮血が増えていく場合は、すぐに医師に相談する必要があります。

京都院院長   池田先生

妊娠初期の出血は、着床出血だけでなく「絨毛膜下血腫」などのトラブルによるものの可能性もあります。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

特に鮮血が増えていくような場合は危険なサインですので、すぐに私たち医師へご相談ください。

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妊娠していなくても出血することがある?

妊娠していなくても出血することがある?

妊娠や生理以外で出血が起こることを「不正出血」といいます。

不正出血が起こる原因は様々で、月経異常や子宮内膜症、卵巣疾患や子宮がんなどが考えられます。

おりもののにおいや色、形状が普段と異なる、出血だけでなく下腹部痛や発熱といった症状も起こっているという場合は、病気を疑いましょう。

特に、大量に出血が起こる、出血がなかなか治まらないという場合は、深刻な病気を引き起こしている可能性があります。

自己判断したり、我慢したりせずに、早急に婦人科を受診して医師に相談してください。

出血の量や色、タイミングやその他の症状などを記録しておくと、スムーズに診察を受けられます。

出血があった場合の対処方法

出血があった場合の対処方法

妊娠が成立したサインと思われる出血が起こった場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

正しい対処方法を4つご紹介します。

生理並みに出血量が多いとき

出血量が生理と同じくらい多い場合は、着床出血ではなく通常の生理が始まった可能性が高いです。

まずはナプキンをあてて、出血の量や色、痛みの有無を観察しながら安静に過ごしましょう。

もし妊娠検査薬で陽性反応が出た後での大量出血であれば、化学流産や進行流産の可能性も考えられます。

しかし、自宅でできる処置は限られているため、まずは体を冷やさないようにして様子を見ます。

あまりに出血が多く、めまいやふらつきがある場合は、迷わず医療機関へ連絡してください。

強い下腹部痛など異変を感じるとき

少量の出血であっても、片側の下腹部が激しく痛む、冷や汗が出るほどの激痛があるといった場合は緊急事態です。

これは異所性妊娠(子宮外妊娠)などの可能性があり、放置すると卵管破裂など命に関わる危険性があります。

生理痛とは明らかに違う鋭い痛みを感じたら、生理予定日前であっても様子見をしてはいけません。

救急対応が可能な病院を探すか、かかりつけの医師に電話で症状を伝え、直ちに受診の指示を仰いでください。

「痛いけれど我慢できるから」と判断を先送りにしないことが最も重要です。

京都院院長   池田先生

もし出血が少量でも、冷や汗が出るような激しい下腹部痛がある場合は、異所性妊娠の可能性があります。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

卵管破裂など命に関わる危険もありますので、我慢せずに直ちに救急対応可能な病院へ連絡してください。

妊娠検査薬を使用する

着床のサインであるか判断するためには、「妊娠検査薬」を使用する方法が有効です。

妊娠検査薬は、生理の開始予定日から1週間後に使用してください。

着床出血かな?と思ってその直後に検査薬を使っても正しい結果は出ません。

  • 通常の検査薬: 生理予定日の1週間後から
  • 早期妊娠検査薬: 生理予定日当日から 早く結果を知りたい気持ちはわかりますが、正しい時期を待つことで「本当は陽性なのに、早すぎて陰性と出てしまう(偽陰性)」という間違いを防げます

すぐに検査を行うと「フライング検査(早期検査)」になってしまうため、正確な結果が得られません。

本当は妊娠しているにもかかわらず陰性になってしまうことがあるので、必ず正しいタイミングで検査を行いましょう。

クリニックを受診する

妊娠検査薬で陽性が出た、もしくは陰性であるにもかかわらず、検査から1週間を過ぎても生理が始まらないという方は、産婦人科を受診しましょう。

産婦人科では、血液検査や経腟超音波検査で妊娠しているか否かを調べることができます。

出血の原因が妊娠ではなく病気にあった場合も早期発見に繋がるので、一度医師に相談しておくようにしましょう。

産婦人科を受診する場合は、月経開始予定日から1~2週間経ったタイミングで受診してください。

妊娠検査薬の結果はあくまで目安であるため、自己判断はせずに、医師の診断を受けるまでは体を労わって過ごしましょう。

京都院院長   池田先生

検査薬の結果にかかわらず、予定日を過ぎても生理が始まらない場合は、迷わずにご相談ください。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

受診は生理予定日から1〜2週間後が目安ですが、自己判断は禁物ですので、まずはお気軽にご相談ください。

医療法人心鹿会では
全て女性スタッフが対応いたします。

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着床出血に関するQ&A

着床出血に関するQ&A

毎月やって来る生理とは異なり、起こること自体が稀であるのが着床出血です。

基本的な情報は理解したものの、まだ気になることがあるという方もいるでしょう。

最後に、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。

生理予定日を過ぎて着床出血が起こることはある?

必ずしも生理前に出血が起こるとは限りません。生理予定日を過ぎてから起こることもあります。

時々「生理が来たのに妊娠していた」という話を耳にしますが、この場合は着床出血を生理だと勘違いしていた可能性が高いといえるでしょう。

両者を見分けるのは難しいので、妊娠検査薬を使用したり、クリニックを受診したりすることが大切です。

着床出血がなくても妊娠している可能性はある?

妊娠を望んでいる方は、妊娠成立のサインを心待ちにしていることでしょう。

しかし、妊娠が成立していたとしても、着床出血が起こる確率はほんの20~25%程度であり、4人に1人以下の割合です。

生理が予定通りに始まらない場合は、サインが現れずとも妊娠の可能性を疑いましょう。

着床出血があっても妊娠検査薬が陰性になることはある?

適切な時期に正しい方法で検査を行わないと、陰性になることがあります。

妊娠検査薬にも様々な種類がありますが、一般的な検査薬は生理予定日の1週間後から使用するように推奨されています。

フライングで検査をしてしまうと、妊娠していても陰性と出てしまう可能性が高いです。

着床出血が起こった場合は、焦らずに検査が行えるタイミングまで待ちましょう。

出血に不安を感じている方は医療法人心鹿会へご相談ください

出血に不安を感じている方は医療法人心鹿会へご相談ください

生理とは異なる出血が起こると、悪い病気ではないかと不安になってしまいます。

検査薬を使用しても、妊娠が成立しているかを見極めることは簡単ではありません。

妊娠の可能性がある、予期せぬ出血に不安を感じているという方は、医療法人心鹿会へご相談ください。

当院の女性医師が、出血の原因を調べて適切な対処方法をご提案いたします。

着床出血かわからないけれど腟から出血がある、妊娠しているか調べてほしいなど、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。

この記事の監修者
鎌田 良子

兵庫医大医学部卒業。泌尿器科専門医、そして腹腔鏡手術・内視鏡手術のエキスパートとして執刀医または後輩の指導育成にあたる。プライベートではトライアスロンでもっとも名のあるアイアンマン70.3世界選手権出場、完走を果たす。