妊娠を中断するために行う手術を「人工妊娠中絶手術」といいます。健康上や経済上の理由で妊娠の継続が難しい場合や、性被害による意図しない妊娠をしてしまった場合に行われる手術で、「母体保護法」という国が定めた法律の下で行われます。
中絶手術は婦人科であればどこでも受けられるというものではなく、母体保護法指定医が在籍するクリニックでなければ受けられません。
当クリニックでは妊娠週数12週未満の初期中絶手術のみ対応しています。
当クリニックでは、世界保健機関(WHO)で推奨している手動吸引法(MVA)を採用しております。
MVAは、子宮により優しく、合併症が少ないというメリットがあります。
当クリニックでは2種類の麻酔を併用することで、手術中の患者様に対する負担を最大限に減らします。
多くの施設は静脈麻酔(全身麻酔)のみですが、静脈麻酔は単に寝ているだけで痛みを抑えているわけではありません。
そういった点からWHOが推奨する適切な痛みを抑える方法は局所麻酔(子宮頚管ブロック)です。
子宮頚管ブロックとは、子宮の神経を局所麻酔薬でブロックし痛みをとる方法です。静脈麻酔と比べ、吐き気やふらつきなどの副作用が少なく、術後もしばらくは麻酔が神経をブロックするため、術後の痛みが少ないという特徴があります。反面、適切な麻酔ポイントを理解していないと効果が乏しい難易度の高い麻酔です。
静脈麻酔で眠っていただくことで精神的な苦痛を和らげ、子宮頚管ブロックで身体的な痛みを和らげた状態で、手術を受けていただけます。
通常、中絶手術は母体への負担が大きい医療行為の1つです。ですので当クリニックではその負担を少しでも減らせるよう、診察から手術まで二日間以上の猶予を設けています。
診察時に行う術前検査の結果を踏まえ、患者様一人ひとりに合った適切な処置を受けていただくことが出来ます。
当クリニックに在籍しているのは、全て女性医師・女性スタッフとなります。男性の目を気にすることなく安心して受診いただけます。
女性ならではの細かい気配りで、意図しない妊娠にお悩みになる患者様のケアにあたっています。
患者様が気兼ねなく相談できる環境を整え、お気持ちに寄り添った診療を行っておりますので、ご不安なこと、お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。
ミレーナとは、子宮内に挿入して使用する医療器具(薬が付いた子宮内に使用するリング)です。
ミレーナからは、別名飲まないピルと呼ばれる黄体ホルモンが5年間にわたり持続的に放出されます。これにより、生理痛軽減と避妊の2つの効果が期待できます。
通常、ミレーナの処置には麻酔が必要となります。そこで、中絶手術と同時に行っていただくことでお身体や精神的な負担を減らすことが可能です。
当院の中絶手術は手動吸引法(MVA)で行います。MVAとは、ポリプロピレン製の細く柔らかい管を子宮の中に入れ、そこに手動で吸引をかけることで子宮内の胎児や胎盤などを吸い取る方法になります。
MVAは新しい手法で、より患者様のお身体への負担が少ないというメリットがあり、日本産婦人科手術学会では”低侵襲かつ有効な手術手技”と位置付けられています。
「海と空クリニック京都駅前」の中絶費用は以下となっております。