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2023.08.10

京都院

ワクチン説明書(HPV)

  1. なぜ予防接種を受けるのですか? 
    HPV (ヒトパピローマウイルス)ワクチンをうけると、いくつかのヒトパピローマウイルスによる感染を防ぐことができます。 

    HPV 感染は以下のようながんを引き起こ
    す可能性があります。
    ・女性の子宮頚がん、膣がん、外陰がん
    ・男性の陰茎がん
    ・ 男女両方の肛門がん
    ・男性と女性の扁桃腺、舌の付け根、喉の後ろの
    がん(中咽頭がん)
    また、HPV の感染は肛門性器のいぼを引き起こす可能性があります。

    HPV ワクチンはHPV によって引き起こされるがんの60~90% 以上を予防することができます。
    HPV は親密な肌と肌の接触や、性的接触によって広がります。HPV 感染は非常によく見られる感染で、ほぼすべての人が人生のある時点で少なくとも1 種類の HPV に感染します。
    ほとんどのHPV 感染は2 年以内に自然に消滅しますが、時には HPV 感染はより長く続き、後年に癌を引き起こす可能性があります。

  1. HPV ワクチン
    HPV ワクチンの接種は、11 歳または 12 歳の青年がウイルスにさらされる前に確実に感染から保護されるように、定期的に的に推奨されています。HPV ワクチンは 9 歳から接種することができ、26 歳までのすべての人にワクチン接種が推奨されます。
    HPV ワクチンは、患者と医療提供者の間の話し合いがあれば、27〜45 歳の成人に投与される場合もあります。15 歳になる前に最初の接種を受けた場合は、HPV ワクチンは 2 回接種で大丈夫です。15 歳以降に最初の投与を受ける人、および特定の免疫不全をもつ若い人は 3 回の接種が必要です。HPV ワクチンはその他のワクチンと同時接種が可能です。より詳しくお知りになりたい方は、クリニックにてご相談ください。
  1. クリニックでのご相談
    下記の方はワクチンを接種前に医療者にお伝えください。
    ・HPV ワクチンの前回接種後に アレルギー反応を起こした、または、これまで重度で生命を脅かすアレルギーをきたしたことがある
    ・ 妊娠中えである—HPV ワクチンは妊娠が終了するまで接種できません

    上記の方は場合によっては、HPV ワクチン接種の延期をお勧めするかもしれません。
    風邪などの軽度の病気があっても予防接種は受けられることが多いです。
    発熱があるなど、中等度または重度の病気がある場合は、HPV ワクチンは回復してから打ったほうがよいでしょう
  1. ワクチン副反応のリスク
    ・ 注射打たれた箇所の痛み、発赤、または腫れが、おこるでしょう
    ・ワクチンの接種後に発熱や頭痛が起こることがあります。
    ・まれに、予防接種の後に気を失うことがあります。めまいを感じたり、視力の変化や耳鳴りなどががある場合は、医療者に報告してください。
    ・他のワクチンと同様に、HPVワクチンが重度のアレルギー反応、その他の重傷、または死亡を引き起こすリスクは非常に低いです

  1. 深刻な問題がある場合はどうなりますか?
    まれに、ワクチン接種を受けた人がクリニックを離れた後にアレルギー反応が発生する可能性があります。
    もし重度のアレルギー反応(蕁麻疹、顔と喉の腫れ、呼吸困難、心拍数の増加、めまい、または脱力感)の兆候が見られた場合は 199 に電話して最寄りの救急病院に受診してください。
    その他、懸念される兆候がある場合には医師にご連絡ください。