慢性骨盤痛症候群
対応診療科:泌尿器科
慢性骨盤痛症候群とは
膀胱炎や婦人科などの明らかな原因がないにもかかわらず、骨盤の痛みを感じていることが3ヶ月以上継続している状態です。
原因
はっきりした原因はわからないことが多いです。併存疾患に、月経困難症、炎症性腸疾患などがあります。原因がわからないのに、骨盤臓器の痛みが3ヶ月以上継続している状態です。
治療方法
生活指導;痛みを感じやすくなる引き金を考えましょう。その状況になると何故痛くなるのかをよく考えるだけでも痛みがゆるむこともあります。 薬物治療;鎮痛剤、神経伝達を調整する薬、漢方薬などを処方することが多いです。 理学療法;全身の運動と、骨盤底筋トレーニングが重要です。痛みを感じている部分は周辺の臓器の動きが弱っていることが多いです。トレーニングを行うことで、痛みを改善していきます。
検査
全身状態の検査、採血、尿検査、外陰部の診察、経腟超音波検査など総合的に評価を行います。
費用
慢性骨盤痛の診療は保険診療です。診察、尿検査、処方箋料(基本は院外処方箋)を全て含め自己負担額は3,000円程度(自己負担3割の方)です。 以下のような場合は、金額が大きく変化することがありますのでご了承ください。土曜日午後の診療の場合は1割増となります。 ・薬剤アレルギーなどをお持ちで、院内での薬では対応できない場合(院外処方箋となり、院内の負担額は安くなりますが薬局で支払う必要があります) ・膀胱炎以外の病気が疑われ、尿検査以外の検査が必要と主治医が判断を行なったとき