加齢や病気など、様々な原因で起こる頻尿ですが、実は「心の問題」が原因で起こることもあります。
今回は、心の問題が原因で起こる「心因性頻尿」の特徴や治療方法、自宅でできる対策方法をご紹介します。
最近トイレが近くなった気がする、出先にトイレがあるか不安で外出が怖いという方は、ぜひご一読ください。
トイレが近いという不安で外出することを躊躇してしまうという方もいるかと思います。
治療方法や自宅でできる対策方法をご紹介しておりますので、ぜひご参考にしてください。
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「心因性頻尿」とは?
心が不安定になることで起こる頻尿を「心因性頻尿」といいます。
心因性頻尿は、膀胱や尿道に頻尿に繋がるような原因がないにもかかわらず、一日に何度もトイレに行きたくなる、トイレに行けない状況になると尿意をもよおすといった点が特徴です。
一般的な頻尿は高齢者に多くみられますが、心因性頻尿の場合は若い女性に多く、小学生くらいの小さな子供にも起こります。
心因性頻尿の主な症状は強い尿意ですが、実際に漏らしてしまうことは少ないでしょう。
仕事や勉強など、何かに集中して取り組んでいるときやリラックスしているとき、就寝中には頻尿の症状は起こりません。
一日に何度もトイレに行きたくなる方や、トイレに行けない状況になると余計に尿意を催す方は心因性頻尿の可能性がございます。
心因性頻尿の原因
心の問題が心因性頻尿を引き起こす原因であるとご紹介しましたが、具体的にどのような問題が頻尿を引き起こすのでしょうか。心因性頻尿の原因として考えられるケースをいくつかご紹介します。
心因性頻尿の原因は様々で、人によって異なります。
心因性頻尿を改善するには原因を突き止めるこが大切ですので、当てはまるものはないか参考にしてください。
ストレスや不安
ストレスによって不安を感じたり、緊張状態に陥ったりすると、平常時よりも神経が過敏に反応して尿意をもよおしやすくなります。
大勢の前で話さなければならない場面や、初対面の人と顔を合わせる場面など、日常の中でストレスを感じる瞬間に尿意をもよおすことが多く、ストレスから解放されると頻尿の症状も治まります。
神経が過敏になるという理由だけでなく、体は排尿することでリラックスさせようとするため、ストレスがかかる度にトイレに行くという行動を繰り返していると、心因性頻尿が起こりやすくなるでしょう。
ストレスを感じたときには、トイレに行くという行動だけでなく、深呼吸をしたり体を動かしたりと、他の方法で不安や緊張を緩和するように心がけてください。
自律神経の乱れ
交感神経と副交感神経のバランスを保つ自律神経に乱れが生じると、尿意を正確に脳に伝えることができなくなります。
そのため、膀胱にそれほど尿が溜まっていないにもかかわらず、強い尿意を感じて頻尿になることがあるのです。
自律神経を整えるためにも、規則正しい生活を心がけましょう。
バランスの取れた食事を摂り、十分な睡眠時間を確保して生活のリズムを整えます。
自律神経はストレスによってもバランスが乱れてしまうので、好きな映画を観たり、スポーツを楽しんだりと、上手くストレスを発散させることも大切です。
過去のトラウマ
トイレに行きたいのに行けない状況に陥った、トイレに行けないことで漏らしてしまったといった、過去に辛い経験をしたことがあるという方は、心因性頻尿が起こりやすい傾向にあります。
「あの時と同じようにトイレに行けなかったらどうしよう」、「あの時と同じように漏らしてしまうかもしれない」といった不安や緊張から、体が敏感に尿意を感じ取ってしまうのです。
過去のトラウマを抱えているという方の他にも、強い尿意を感じる「尿意切迫感」や「切迫性尿失禁」などの症状を経験している方は、心因性頻尿が起こりやすい傾向にあります。
心因性頻尿以外の頻尿の原因については、下記ページをご覧ください。
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心因性頻尿の治療方法
排尿に関する悩みは、家族や友人であってもなかなか相談できないものです。心因性頻尿の症状を改善したい場合には、どこに相談すれば良いのでしょうか。また、どのような方法で改善できるのでしょうか。詳しく解説します。
排尿の悩みが続くと、普段の生活も苦痛に感じてしまうかと思います。
早期改善を目指すためにも、まずはクリニックに受信することをおすすめ致します。
心因性頻尿は何科を受診すれば良い?
進行を防ぐためにも、心因性頻尿の可能性があるという方は、早急に専門医に相談することをおすすめします。
心因性頻尿の場合は、まずは泌尿器科や婦人科を受診してください。
膀胱や尿道、脳や脊椎などの検査を行い、心因性頻尿だけでなく、他に頻尿の症状を起こしている病気がないかチェックします。
泌尿器科や婦人科で問題なしと診断されたにもかかわらず、頻尿の症状がなかなか治まらないという場合には、心療内科や精神科の受診が必要となることもあるでしょう。
「排尿日誌」を用意しておく
基本的に「1日の排尿回数が8回以上」であれば、頻尿であると考えられています。
しかし、頻尿の定義は決まっておらず、日常生活に支障をきたすほど何度もトイレに行く、強い尿意を感じるという場合には、排尿の回数に関係なく頻尿だといえます。
クリニックを受診する際には、「排尿日誌」を用意しておくと良いでしょう。
起床から翌朝までの排尿回数や排尿をした時間、排尿の量などをノートに書き留めておきます。
他にも、尿の色や泡立ちの有無など、気になったことを書き留めておいてください。
排尿日誌を医師に見せることで、排尿の状態をより詳細に伝えられる上に、心因性頻尿以外に頻尿の原因が潜んでいないか、探る手立てにもなります。
3日分程度のデータでも診察の役に立つので、心因性頻尿の疑いがあるという方は、今日から排尿日誌をつけてみましょう。
クリニックでの治療方法
心因性頻尿の場合は、主に以下の方法で治療が行われます。
・行動療法
・薬物療法
行動療法では、膀胱訓練の指導が行われます。
尿が漏れそうだという切迫感がない限りは極力排尿を我慢するという方法で、ストレスを感じない範囲内で訓練を行い、トイレに行く頻度を減らします。
また、生活習慣の見直しを行い、心因性頻尿の症状を改善できるように指導されることもあるでしょう。
薬物療法では、過活動膀胱治療薬が処方されたり、精神安定剤や抗うつ薬が処方されたりすることもあります。
行動療法と薬物療法はどちらか一方を選択するというわけではなく、2つの方法を併用して治療が行われることが一般的です。
病が原因となっている場合、早期発見しなければ身体の他の部分に影響が出てしまう可能性がございます。
少しの違和感でも問題ございませんので、まずはクリニックにご相談ください。
ストレスだけでなく
病が原因となっている場合もございます。
原因の早期解明のために
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まとめ
- 心因性頻尿の場合は、まずは泌尿器科や婦人科を受診して原因を探ることが大切。
- クリニックを受診する際には、「排尿日誌」を持参するとスムーズに診察が受けられる。
- 心因性頻尿は、行動療法と薬物療法の2つを組み合わせた治療が行われる。
自宅でできる対策方法
行動療法では、膀胱訓練と共に生活習慣の見直しも重要視されています。心因性頻尿の症状緩和に有効だといわれる対策方法をいくつかご紹介します。
生活習慣を見直すことで心因性頻尿が改善される可能性もございます。
自宅でできる対策方法をいくつかご紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。
利尿作用のある飲み物は避ける
トイレを我慢することも大切ですが、そもそも尿意をもよおさないように努力することも大切です。
排尿の回数が多いことに悩んでいるという方は、利尿作用のある飲み物は避けましょう。
カフェインを含むコーヒーや紅茶、緑茶には利尿作用があるため、過剰摂取しないように注意してください。
利尿作用のない飲み物であっても、水分を大量に摂取すると尿量が増えてしまいます。
体に必要な水分を摂取することは大切ですが、短時間のうちに大量に水分を摂取しないように注意しましょう。
外出先のトイレの場所を確認しておく
心因性頻尿の方に多いのが、「トイレに行きたくても行けない状況」に対する不安です。
外出する際には、あらかじめトイレの場所を調べておいて、不安な気持ちを落ち着かせましょう。
外出先の施設情報をチェックしたり、知っている人にトイレの場所を聞いたりしておくことで、「万が一トイレに行きたくなっても大丈夫」と、安心できます。
特に出張や旅行などで土地勘のない場所へ足を運ぶ際には、事前にトイレの場所を調べておくことをおすすめします。
冷えに注意してリラックスする
ストレスが溜まると、手や足先の血流が悪くなって体が冷えてしまいます。
特に足の冷えが膀胱を刺激して尿意をもよおしやすくなるので、体を冷やさないように注意しましょう。
体を温める食材を選んで摂取したり、お腹を冷やさないようにひざ掛けやカイロといったアイテムを使用したりしても良いでしょう。
体が温まると、緊張がほぐれてリラックスできます。
不安を抱えていてトイレのことばかり考えてしまうという方は、好きな音楽を聴いたり、マッサージを行ったりして、心と体をリラックスさせてください。
心因性頻尿にお困りの方は医療法人心鹿会へご相談ください
「トイレに行きたくなったらどうしよう」という不安を抱えていると、心因性頻尿の症状が改善できないことはもちろん、外出することが怖くなって日常生活に支障をきたします。
心因性頻尿の症状にお悩みの方は、医療法人心鹿会へご相談ください。
女性泌尿器科の医師が、患者様のお悩みに合わせて最適な治療をご提案します。
尿漏れや残尿感など、頻尿以外の症状に関してもお気軽にご相談ください。
頻尿に関しては、周囲の人に気軽に相談できない悩みかと思います。
医療法人心鹿会では女性医師と女性スタッフのみがご対応いたしますので、ご安心してお越しください。
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