予防接種ストレス関連反応(ISRR)とは
2019年WHOが提唱したもので、ワクチン接種により受けた
ストレスに関連した一連の反応
で、接種前後の不安や恐怖などをきっかけに痛みや身体症状を
生じるものです。接種前や接種後数分以内に起こる急性反応と
接種後数日経過してからの遅発性反応にわかれます。
急性反応は接種前・中・後
(接種後5分以内)に起こります。
その中でも交感神経系の活性化に伴う反応を
「急性ストレス反応」
といいます。ワクチン接種による心配のため
脈が早くなる、ドキドキする、息切れする、呼吸が早くなる、
喉が渇くなどの症状が出ます
これらは通常接種の後すぐになくなります。
副交感神経の活性化に伴う反応を
「血管迷走神経反射」といいます。
脈が遅くなる、血圧が下がる、息切れする、ふらふらする、失神するなど…etc
遅発性反応とは?
接種し何日か経過後に起こる反応です。
接種してしばらくしてから
力が入らない、手足が麻痺する、
不自然な手足の動き、けいれんなど…etc
家族や友人に同席してもらい、リラックスすることで緊張がほぐれ
反応が出る可能性が低くなります。
当院ではお友達と来院し一緒にワクチン接種することも可能です。
スタッフも緊張しないようリラックスできる環境づくりに努めてまいりますので安心して
ワクチンを受けていただけます💖
近畿大学医学部卒業。医療法人徳洲会 吹田徳洲会病院 産婦人科、医療法人涼葵会 W Clinic 婦人科医長を経て、2023年よりあやこローズクリニック院長に就任。