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2017.11.27
お知らせ
院長ブログ

11月泌尿器科中部総会

今週末の二宮の活動報告です!

診療の技術・知識向上のため、院外活動にも力を入れております。

 

11月24日から27日までは大阪の国際会議場で泌尿器科学会中部総会が開催されておりますので

http://www.congre.co.jp/c-jua2017/index.html

24日に感染症のセッション発表させていただきました。

(学会での一般公演は、同じような研究・発表をする先生たちが5~10演題にまとまって順番に発表をするので

似たような関心を持つ先生たちの話が一度にまとまって聞けるという効率的なプログラムになっています)

テーマは女性の単純性膀胱炎の適切な抗生剤使用についてなのですが。

私たち開業医は、

膀胱炎の症状があります、と患者さんが来院してくださった場合、

よっぽどの事情がないと、やはり抗生剤で治療を開始してしまうのですが

それが本当に適切なのか?

はたまた、その種類などは何がよいのか?

といったようなお話しです。

 

抗生剤の適正使用なんて世間では言われていますが

それを実践するとなると

本来の治療の当たり前にも疑問符を投げかける必要があり、難しいです

(それだけ多用されるほどに、抗生剤が非常に優秀な薬というのは言うまでもありませんが)

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同じ感染症のセッションでは

・耐性菌の推移のお話しとか

・膀胱炎は、私たち開業医は大腸菌という菌が中心になりますが、神戸大学では入院患者さんでは腸球菌という菌の割合が多いとか

・手術のときにできるだけ抗生剤を使用せずにおこなったら術後の経過はどうなったかとか

・尿の中の成分で、治療が必要な状態かどうかを判断するような基準を探そうとか

・結核性の尿路感染症のお話しとか

 

実際臨床で活躍されていらっしゃる先生のお話しを聞くと

そうだ、そうだ。この病気もあの病気もちゃんと見落とさないようにしないと、という

自分への戒めにもなります。

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また、特別講演では、

日本の再生医療の最先端の高橋政代先生のお話しを聞いてまいりましたが

高橋先生は、かの有名な『iPS細胞』を臨床現場で実践していくためにご活躍されておられる眼科の先生です。

みなさんも、『iPS細胞』って聞いたことありますよね?

もともと自分にある細胞から、変幻自在な細胞へ進化させて、悪くなっている臓器・機能へ応用するというような技術ですが、

変幻自在な細胞を『iPS細胞』と言います。

『iPS細胞』について詳しくはこちらをどうぞ↓

 http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/faq/faq_ips.html

 

私も講演を聞くまでまったく未知の世界だったのですが、

高橋先生によると、同じように細胞誘導を行っても、できたiPS細胞には質の良い細胞と悪い細胞ができてしまうのだそう。

ですから、そのムラを統一する必要があったり、

そこから自分の必要な細胞へさらに分化させていく行程を綿密な検査で証明したり

本当に色々なご苦労があったようです。

また、それを他人に大丈夫だよ、と説得する知識と情熱も必要です。

研究には莫大なお金もいります。

政治的な潮流をつかむ能力も必要です。

高橋先生は現在の研究成功までの道のりをお話ししてくださいましたが

『行きあたりバッチリ』

が大切だとおっしゃっていました。

 

新しいことを始めるというのは、どの分野でもそうですが

成功までの道のりは自分で想定していかねばならないことが多く、

また一方向だけで考えていると

それが破綻したときに手詰まりになって進まなくなってしまいます。

 

だから、やりたいことがみつかったら、

古い常識や通例にとらわれることなく

自分のゴールに向かって色々な方面から物事を多角的に、

しかも一度に進めることが

これからの時代に、これからの医療の発展に必要であるということでした。

そうすることで最後には『行きあたりバッチリ』になるそうです。

第一線でご活躍されている方のお話しは本当に心に響きます。

 

自分もがんばろうと思えた週末でした。

院長 二宮 典子 院長 二宮 典子

この記事の監修者

二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINIC開院し、院長就任。
自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。

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