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スタッフブログ

2020.10.26

心斎橋院

二宮 仕事のまとめ その4~看護師さんのこと~

みなさん、こんにちは。

女性医療クリニックLUNA心斎橋院長の二宮典子です。

少しブログの更新に時間がかかってしまいましたが、今回も仕事のまとめ的なブログを継続していこうと思います。

 https://ninomiya-lc.jp/notice/7302.html

さてさて、開院すぐから キーパーソンの看護師が欠員! というアンラッキー😑な事故に見舞われたLUNA心斎橋ですが、それがあったから今がある!

ということで前回の予告どおり、その後どのようにして現在の看護師さんに落ち着いたかをお話していきます。今日は2人目のNさんとの出会い。

前回までのあらすじ

医師免許取得後10年で開業するという野望を果たすべく、2015年11月に無事、心斎橋にクリニックを開業した医師 二宮であった。しかし、世の中そんなに甘くない。早々に、看護師が開院1か月あまりで突然の退職という看護師不在の暗黒期を乗り越え、晴れてババーン もとい バイーン看護師のAちゃんを迎え‥

1年目の春

2016年4月春。クリニックにもようやく看護師さんが決まり、トレーニング・手術・物品管理などもそれらしくなってきました。

不思議なもので、看護師Aちゃんが来てくれたのとほぼ同じくらいの時期から、予約がそれなりに埋まるようになりました。

今ほどのバタバタではないものの、暇すぎて、勤務中に鼻クソほじりまくり、鼻の穴が北島三郎になることは回避できました。

うちの目玉商品は女性泌尿器科!女性のオシモの健康を全力でサポートする、なので、看護師Aちゃんに骨盤底筋のトレーニングをしてもらうと、やっぱり診察のサポートが手薄になります。

『人間なんて欲まみれ』看護師がサポートしてくれる快適さを再認識した二宮は、さらにもうひとり看護師さん欲しい…となったわけです。

ラッキー来た!

タイミングというのは本当に大事ですが、ここで新たな幸運をゲットします。

当時二宮は、大学病院で週1回だけ外来をしていたのですが、そこの看護師Nさんが体調不良のため今月に大学病院を退職するということを聞きつけました。

これは、良い風吹いてるんじゃないの??

さっそく、直接、Nさんに話を聞くと、どうやら40代前半で発症した病気が持病になってしまい、患者移乗などの動作がつらいため、大学病院は今月に退職するのだと。

患者移乗というのは、車いすや寝たきりの患者さん、麻酔がかかって自分ではうまく動けない患者さんなどを、ベッド・車いす・検査台などへ、よっこらしょ、っと介助することです。

たしかに、大学病院は重症の患者さんも多いので、外来の看護師さんといえど、自分では体の移動が困難な患者さんを、看護師さんが上手に移動させている場面をよく見かけます。

介助する側に持病があれば、これを毎日 何度も何度もこなすのは重労働でしょう。

今後のことを聞くと、まだ転職先は決まっていないが、クリニックなどに応募しようと思っているとのことでした。

しめしめ。むふふ。

Nさんってどんな人

Nさんの見た目は、ベテラン感ハンパない。初めて見た時はビビりました(笑)

研修医ならNさんに注意されたらオシッコちびります。

でも、Nさんと初めて会った時、私はすでに医者10年目くらいだったので、なんとかパンツを変えずに済みました。

一緒に仕事をすると、別に『オラオラ』されるわけではないので、単なる私の思い込みだったことがわかるのですが…

医療者にとって見た目は大事です。ベテランの雰囲気は患者さんの安心に繋がります。

ちなみに、あとで知ったことですが、Nさんは大学病院で勤務する前は、大阪のとある救急指定病院でかなり長いこと勤務していたそうです。大阪の救急病院っていってもピンからキリまでありますが、Nさんがいた病院は、その中でも相当修羅場な病院でした。

救急の修羅場に関わっていると、人生観が変わりますたくさんの人の生死や人生の悲喜こもごもに立ち会っていると、その人のもっている雰囲気もどっしり重厚なものになります。Nさんの独特の雰囲気はそこから来ているのかなぁなんて思っています。

すでにうちに勤務してくれているAちゃんとも顔見知りだし、お互いの仕事っぷりも良く知ってるはずです。

ナイスな物件ゲットするぜ。

『Nさん、うち来てよ』

『ほんまに良いの??(持病を心配している)』

『大丈夫、なんとかなるって』

Nさん💪肝が据わってます

ということで、2016年5月からは2人目の看護師Nさんを迎え、晴れて看護師2人という立派なクリニックになったわけです。

さて、何度も書きますが、LUNA心斎橋は女性のオシモを全力で応援するクリニックです。そのため、保険外の治療も多く提供しています。

NさんがLUNA心斎橋に来てくれた当時は、オシモを治療するための医療機器がどんどん新しく入ってきている時期でした。

みなさん、ご存じないかも?あるかも?しれませんが、通常クリニックなどに新しく医療機器が入ってくると、それをいきなり患者さんで試すということはありません。たいていは、身内で使い勝手を練習して大丈夫になってから患者さんへのサービスを提供します。

顔の美容などであれば、みんなわりと喜んでモニターになってくれるのですが、オシモの医療機器となると…。

『Aちゃん、オシモのレーザーさせてよ』

『え?いやや。痛そうやもん』

ですよね~

『スーパー事務Eちゃん、どう?』

『いやです』

ですよね~

万事休すか!

自分に自分でするのもなかなか難しいので、どうしよっかな~と思っていたのですが。

勤務してまだ2日目のNさんに頼むのは忍びない…と思いつつも、背に腹は代えられぬ。武士の情け、ええーい、頼むだけ頼んでみよう。

『Nさん、ちょっと脱いでくれへん』

『ええですよ、部屋どこですか?』

まじで!

すげーな。

昨日うちに来たとこでっせ!

肝っ玉ハンパないわ。

もしかしたら明日に退職願持ってこられたらどうしよう…(当時はまだ若干の看護師不信)

と内心では冷や冷やしながら施術させてもらったのでした。

でもその後も、Nさんの肝っ玉に安心した二宮は、新しいマシンを試すとなる度に、Nさんにちょっくら一仕事お願いすることに味をしめたのでした。うっしっし。

今後のLUNA心斎橋の看護婦さんの勤務条件には、パンツを脱いでもらうこともあります、というのを明記しておこうかなと思った次第ですが、当分はこの二人で安泰かな…。

ということで、長くなってきたので、続きは次回に。

最後までお読みいただきありがとうございました。Nさんに会いたい人、Nさんがうけたマシン施術を受けてみたい人はぜひLUNA心斎橋にご予約くださいね。

この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。