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スタッフブログ

2020.06.22

心斎橋院

セックスが痛くて困っている人へ、LUNA心斎橋で性交痛治療ができます

みなさんおはようございます。

女性医療クリニックLUNA心斎橋 院長 二宮典子です。

最近当院では、本当に性交痛で受診していただく患者さんが増えてきました。

コロナ禍の自粛生活のせい?

おこもりデートが増えたから?

性交痛は「カウンセリング」だけでは治りません!

性交痛の女子たちって、本当に治療難民だなと思います。

他のクリニックから、LUNA心斎橋に来た大抵の女子は、こう言います。

「前の病院では、悪いところはないから、我慢するように言われました。」

「痛みが不安なら、心療内科を紹介しますって言われました。」

なんと由々しき事態!

多くの婦人科のクリニックは、いまだに性交痛を「カウンセリング」で治ると思っているのですね!

そんなわけないやん!( ;∀;)

性交痛が「カウンセリング」だけで治るなら、世の中のすべての痛みの病気は全部その万能な「カウンセリング」とやらで治るでしょう。

「カウンセリング」は患者さんの心理的な背景を洗い出すために非常に重要な治療のひとつではありますが、「カウンセリング」しか治療するすべを知らないのであれば性交痛が診察できるなんて、言ったらだめだと思います。

じゃあ、あんたのとこはどうなのよ?という突っ込みが入りそうなので、LUNA心斎橋で行っている治療をすこしお伝えしますね。

性交痛 診断・治療の流れ

問診票

受診をしていただくと、まずは問診票を渡されますので、なるべくすべてに記載をしてください。性機能の評価する質問票もあるので、すこし普通の診察の問診票よりも質問票が多いですが、どこがトラブルのポイントになるのかを評価するために重要なので、しっかり書いていただきます。

書いているうちに、感極まって、泣いちゃう子とかもいます。質問票を書きながらもし泣いてしまっても、そういう女子もいるので、恥ずかしがらなくて大丈夫です。

診察(対面)

さて、診察の順番が来たら、病歴、現在までの治療や、体質などを再度医師と確認します。今まであったことをなるべく詳しく話してもらうので、心の準備をお願いしますね。

診察(身体所見)

さぁ、いよいよ!実際の外陰部の診察を行います。

外陰・腟所見は基本のキ!

これをしっかりしないで、正確な診断はできません。

診断ができないと治療は進みません。

恥ずかしがらずにしっかりと頑張りましょう!

医者の立場から書かせていただくと、所見をどこまで丁寧にとれるかの能力で、治療の成果が変わると思っています。なので、ここが一番重要。

患者さん自身さえ、気が付かなかった所見をしっかり掘り出してさしあげます。

そのなかで痛みの部分が特定していきます。

難治性の場合やなるべく早く治したいという必要性がある場合、レーザー治療・手術・薬液注射を行うことが多いですが、そうでもない場合はその他のオプションもありますので、その辺は診察でご希望を伺います。

採血・その他

身体所見がとれて診断の目星がつけば、

全身の検査のために採血を行います。

所見によっては、他の病院でMRIなどをとっていただくように紹介状を書くこともあります。

病状説明

診察・検査が終わったら、病気の説明と今後の治療方針を説明します。

そこで、治療の最終決定を行い、これからやっていくことを確認していきます。

ここで、安心していただきたいのは、治療の最終決定とはいっても、その時点でのご自分のベストであるということ。

つまり、身体の状態や環境が変化したり、気持ちが変わることで当初の治療目標が変化することはあります。その時には臨機応変に目標設定を変更して、その時点でのベストをまたご提示します。

まずは、一歩踏み出すことが大切です。

治療は色々

『性交痛治療ってどんなものがあるのか?どのくらいの期間で治るのか?』

よく電話やLINEでもご質問を受けるので、教えたいところですが、ここが難しい…。

企業秘密にしているとかではなく、本当にその患者さんごとに原因や状況が違うので、その人の最適な状態や治療期間が違うのです。

HPやブログなどで、情報発信をすると、藁にもすがる思いで、「これなら絶対良くなる」という強い思いを抱いて受診される人もいますが、

実際それがその患者さんに良いのかは、診断してから、なんです。

LUNA心斎橋は性交痛で受診され患者さんの年齢層も10代から70代と非常に幅広く、色々な患者さんを経験させていただいたからこそ言えると思いますが、

全員に絶対良い完璧な治療はありません。

そうはいっても知りたいと思う人も多いと思いますので、ひとつご紹介します。

比較的どなたでも安全に使用できて、治療効果が高いものがレーザー治療になります。

性交痛の腟外陰レーザー治療について

性交痛のレーザーは自費治療です。(そもそも性交痛の治療で保険収載にある治療があれば、普通の病院でたいていのことはできるはずですが、それがないのが問題です)

1回の治療費が30,000~50,000円(税抜価格、値段は照射部位によって変わります)

月に1回の施術で3回していただきます。

1回で症状が改善すれば、無理に3回を押し付けることはありません。

また、4回以上を毎月毎月患者さんが希望されることがあっても、医学的に正当な理由がない限り、一定期間は施術お休みの期間を計画させていただきます。

腟外陰レーザーは日帰り処置です。受診当日にも施術可能な場合も多いので、遠方から来られている方でも当日施術して帰宅していただけます。

ただし、「絶対当日できる」、というものではありません。受診してもらって診察・診断し、適応を判断させていただき、治療の説明に納得ができる方が治療の対象となります。

それから、注意として、レーザーを例えば3回受けたから、痛みがゼロになる、ということではありません。痛みの感覚は個人差が大きいです。以前より痛みが改善することは確実ですが、見えない場所に少しでも違和感が残ることを敏感に感じやすかったり、またレーザー治療によって解消できる痛み以外の原因』が残っている場合は、これ以外の治療が必ず必要になります。

でも安心してください。当院でレーザーをしてくださった患者さんの満足度は、非常に高いです。

理由は、『ちゃんと診察しているから、レーザー後の治療計画も提示できる。』これに尽きます。

まとめ

いかがでしたか?

性交痛って一人で悩むことも多いですし、コソっとネット検索をしても受診できる病院も少ないし、友達や雑誌の情報が当てになるとは限らないし…。

一人で悩まずに、受診していただくきっかけになれば、とても嬉しいです。

女性医療クリニックLUNA心斎橋では、性交痛女子に腟外陰レーザー治療ができます。ひとりひとり効果は異なりますが、適応のある女性は多く、またレーザーによって現在の痛みが少しでも緩和していくことを実感していただけると思います。

レーザー以外にも性交痛診断・治療に必要な知識を持ち合わせた女医が、おひとりおひとりの身体と予算に合わせた治療を提示しますので、是非安心して受診してください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。