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2020.08.10

心斎橋院

みんなのケアって?~セミナー報告第2弾~

みなさん、こんにちは。女性医療クリニック心斎橋 院長の二宮典子です。

先週の土曜日にサンケイリビングさん主催で「女性ホルモン」についてのウェブセミナーをさせていただきました。前回のブログでは、女子たちがどういったことに困っているのかということをご紹介させていただきました。

前回の復習

悩みは人それぞれなんて、よく言われます。

確かに、それぞれではありますが、

今回のアンケートで分かったことは、共通する悩みもしっかり多かったということですね。みんなの悩みは上位からこんな感じでした。

  • 1位 疲労
  • 2位 美容
  • 3位 月経関連
  • 4位 更年期
  • 5位 ダイエット

今回は夏に調査しましたが、これ、冬だったらこのランキング上位に「冷え」とかが入ってくるんですよ。季節変化もあって面白いです。

では今回は、みんなそれぞれ独自にはどうやってケアしているの?ってことをご紹介させていただきます。

みんなのケア紹介

今回の調査で上位に入ったものから順に、みんながどんなセルフケアをしているのかご紹介していきますね。

みんなの疲労ケア

  • ・何もしない
  • ・ウォーキングやストレッチ
  • ・入浴
  • ・(疲労に対する)サプリメント

疲労へのケア一番多かったのが、実は、びっくり、何もしていない(もしくは空欄)、です。

だめだめ。

疲れるから何もしてないんですよね。

気持ちはわかります、でも何かしましょう(笑)

次に多いのが、軽い運動ですねウォーキングやストレッチでした。今回のセミナー受講してくださった女子は、たぶん工事現場で肉体労働っていう人はいなかったと思いますので、

疲労の原因として、身体を使いすぎる疲労ではないと思うんです。頭とか精神的な疲労だったり、全身にやる気がでない、とかそういったものだと思いますので、軽い運動は非常に効果的です。

ということで、同じような理由で入浴なんかもリラックス効果が高いので、良いと思います。

あとは、サプリメントもきちんとしたものであれば有効でしょう。

みんなの疲労ケア、いかがですか?納得できました?

みんなの美容ケア

続いては美容ケアです。今回は、自由記載とはいうものの、美容アイテムをがっつり書くような質問ではなかったので、具体的にどういったものを使用しているかまではわからなかったのですが、結果はこんな感じ。

  • ・専用の化粧品やサプリメント
  • ・マッサージ
  • ・全身の運動
  • ・早寝早起き

いかがですか?

意外に、エステとか入っていないんですよね。エステは、お金と時間があればみんな行くかもしれませんが、コロナの影響もあるのでしょうか?どちらかというと、毎日堅実にできる答えが多かったです。

20代の子の美容となると、二重にしたい、とか、かわいくなりたい、ということが多いのですが。30代、40代を過ぎると、過去の自分に戻りたいと、エイジングに対するケアに代わるということにも気が付きます。

あとは、「サプリメント」「運動」「早寝早起き」などの対策は、外見的な美容が気になるとはいっても、結局は内面から改善しないとダメっていう認識がみんなにあるということもわかりました。

実は、見た目年齢が若い人は、長生きするという研究結果もでています。つまり見た目の若さは、内臓の若さにも相関(関係)すると言い換えることができるのです。

みなさんの「美」の追求は、健康に対する姿勢としても非常に大切なんですよね。

みんなの月経ケア、更年期ケア

  • ・温める
  • ・病院にいく
  • ・ピルをのむ
  • ・サプリメントをのむ
  • ・何もしない

月経・更年期ケアはみんな似ていました。ここでポイントは病院というキーワードがでてきたことですね。

やはり、月経トラブルや更年期に関する(と思われる)トラブルは、一度は病院を受診していただきたいところです。

そこで、ケアできることがあればそれを継続しても良いし、あまり自分に向いていなければ、自分でケアを探してもいいし。

大きな病気が隠れていないかをちゃんと最初に除外しておくというのが大切です。

講演でもすこしお話ししましたが、女性の一生というのは、ホルモンのゆらぎという波にいつもプカプカ漂っている状態。自分の努力ではどうしようもない大波がくることだってあります。

その時に、医療の手助けを受けれるよう、かかりつけの婦人科医を持っておくことはおススメです。

みんなのダイエット

ダイエットって 女性の悩みで必ず上位にランキングしますよね。

ダイエットのためにみんながしていることは

  • ・運動
  • ・食事
  • ・サプリ

まずまず一般的なものを気を付けていますよね。ケアはどの答えも正しい。圧倒的に正しい。

適正なスタイルを維持するために大切なことはわかっているけど、うまくいかない!そこにダイエットの難しさ、ジレンマがあると思います。

あとは、ここでも、何もしない、っていうツワモノもいましたけどね(笑)

それはそれで、まぁ、よし。(笑)

ダイエットの思い出話とまとめ

本日の最後にダイエットについて、少し思い出話?しようと思います。

私、大学生の時に一人暮らしをしていましたが、その時にかなり偏食になってしまって

太ったり

痩せたり

大変でした(笑)

というか、偏食と外食とお酒で太って。

その後、当時の先輩に太ってきてヤバいから痩せろと言われ、本気で1週間ほぼ断食したら、あっという間に痩せました。

部活も毎日やっていたので、鬼のように運動してました。

さらに部活引退してからは、毎日3時間くらいジムでプールとランって感じで、いつ勉強するねん!ってくらい 毎日動いてましたね。

20代だしね、すぐ痩せるんですよ。

でもその頃の自分って今から思い返すと、食事っていつ、どのくらいの量が適切かみたいな、自然な自分の身体の声がまったくわからなくなってましたね。

結局、偏食のまま身体動かしまくって大学6年間を過ごす、という(笑)

だから、女子たちがダイエットで悩む気持ちもわかるんですよ。

しかも、40歳すぎるとみんな代謝落ちるから、どんどん痩せにくくなって、状況としては深刻化するしね。

ということで、次回からはそれぞれ上位のお悩みに、

どうやって対応していくのが望ましいのか、ということを 私なりにお答えさせていただこうと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。