パラメディカルピグメンテーション
こんにちは。女性医療クリニックLUNA 心斎橋 美容受付 二宮です。
今日は、パラメディカルピグメンテーションについて、お話させてもらいます。
パラメディカルピグメンテーションとは、無毛症などの先天的な皮膚疾患や、後天的な外傷・火傷・手術の傷跡などを安全な色素を使って、本来のあるべき姿に近づけていく、アートメイクの中の医療補助の行為です。
アメリカでは、1970年代より行われている技術で、広く浸透しています。
近年では、日本でも行われるようになりましたが、取り入れられている医療機関が少ないのが、現状です。
適用される症状の範囲は、大きく次の4つになります。
1、外傷後の傷跡、火傷
2、白斑
3、乳がんで乳房を切除した後の乳輪、乳頭のデザイン(乳輪縮小のあとの傷跡)
4、薄毛、脱毛症。植毛手術の傷跡、ヘアライン(生え際 、おでこ)
今回、私は乳輪縮小の施術後に出来てしまった傷をパラメディカルピグメンテーションで元の乳房、乳輪の状態にされた患者さんに立ち会うことができました。
カウンセリングは、前回に済まされていたので、今回の施術時間は、約2時間と少しでした。カウンセリングの段階で、施術箇所の確認と、料金、所要時間をお伝えします。
まず、局所麻酔の注射をドクターにしてもらい、麻酔が効くまで、傷で色が抜けているところに試しの色を置いていき、患者さんに鏡で確認してもらいます。麻酔が充分に効いた後、マシーンで色を入れて行きます。
乳輪、乳頭の色は、場所によってその色の配色や決定は難しく、その都度、患者さんに確認をして頂き、進めて行きます。乳頭の近くの皮膚は、赤みを入れて、本物らしさを患者さんと一緒に考えて施術させて頂きます。
施術当日は、処置後のガーゼをとり、シャワーで流す程度にしてもらい、木綿素材のものを胸に当ててもらうと良いです。
かさぶたが出来るまでの1週間は、院内で出した抗生剤入りの軟膏を毎日、塗ってもらいます。かさぶたは、自然に取れるまで放っておいて下さい。無理に剥がすと、色も一緒に剥がれてしまいます。
次回の予約は、、約1か月か2ヶ月後に取ってもらいます。1回では、色が定着しないということと、調整のため2回は来て頂いております。
今日の患者さまも、次回予約をとり、満足されて帰宅されました。
女性の悩みは、女性にしか分からない事が多いと感じました。
一人でも、多くの悩める女性を医療アートメイクで幸せになって頂きたいです。
お電話、ご予約、心よりお待ちしております。
女性医療クリニックLUNA心斎橋 午前10時~午後18時半まで(土曜は17時まで)
06-6251-7505 日曜、祭日、火曜は休診
アートメイク予約可能日
水曜日、木曜日、金曜日、 午前10時~午後17時まで

この記事の監修者
二宮 典子
医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINIC開院し、院長就任。
自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。