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2026.02.24

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更年期に性行為をすると痛いのはなぜ?性交痛の原因や対処方法について詳しく解説

更年期に入ると、体に様々な変化が現れます。

人によって変化の現れ方は異なりますが、性行為を行う度に痛みを感じるようになったという方もいるでしょう。

更年期に入ると性交痛が起こるのは、なぜなのでしょうか。また、どのように対処すればよいのでしょうか。

今回は、性交痛が起こる原因や対処方法、関連する病気について解説します。

性行為の際に痛みを感じているものの、誰にも相談できずに困っているという方は、ぜひご一読ください。

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目次

更年期における性交痛の症状

更年期における性交痛の症状

更年期における性交痛は、単に「痛い」というだけでなく、様々な不快感を伴うことが特徴です。

痛み方や症状の現れ方には個人差がありますが、多くの女性が共通して感じる悩みがあります。

以下では、具体的にどのような症状が起こりやすいのかを解説します。

腟の乾燥・潤い不足

性的な興奮があったとしても、腟内が十分に濡れず、乾いた状態が続いてしまうことがあります。

性行為をスムーズにするための「腟分泌液」が出にくくなることが主な原因です。

具体的には、前戯の時間を長くとっても潤いが足りなかったり、挿入時に摩擦を強く感じたりするケースが見られます。

まるで乾いた指で皮膚を強くこすられるような感覚になり、性行為自体が苦痛になってしまうのです。

ヒリヒリ・焼けるような痛み

性行為の最中や直後に、腟の入り口や内部がヒリヒリとしたり、焼けるような熱さを伴う痛みを感じることがあります。

腟の粘膜が非常に薄く、敏感になっているために起こる症状です。

例えば、少しの摩擦や刺激でも傷つきやすくなっており、入浴時に患部にお湯がしみるといった日常生活への影響が出ることもあります。

このような粘膜の知覚過敏は、更年期特有の皮膚や粘膜の変化によるものです。

挿入時の強い違和感・痛み

挿入しようとした瞬間に、入り口が狭くなったように感じ、強い痛みや抵抗感を覚えることがあります。

これは腟全体が伸縮性を失い、硬く狭くなっていることが原因で起こります。

以前はスムーズに受け入れられていたサイズであっても、無理に挿入しようとすると腟の入り口が裂けるような鋭い痛みが走る場合があるのです。

体が無意識に緊張してしまい、さらに筋肉が収縮することで痛みが強くなる悪循環に陥ることもあります。

性交後の出血

性行為が終わった後に、ティッシュに血がついたり、下着が汚れていたりする「性交後出血」が見られることがあります。

乾燥して薄くなった腟壁が、性行為の摩擦によって擦り傷のようなダメージを受けることで発生します。

痛みを感じなくても出血だけがある場合もありますが、繰り返すことで炎症が悪化し、慢性的な痛みに変わる可能性があります。

わずかな出血であっても、粘膜が傷ついているサインであることには変わりありません。

京都院院長   池田先生

放置すると腟の伸縮性が失われて入り口が狭くなり、無理な挿入で出血したり、痛みの悪循環で無意識に体が緊張してしまったりするリスクも高まります。

芦屋院院長   宮崎先生

こうした粘膜の変化や潤い不足は治療で改善が可能ですので、痛みや違和感を我慢せず、まずは一度私たちにご相談ください。

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更年期に性交痛が起こる原因は「エストロゲンの減少」

更年期に性交痛が起こる原因は「エストロゲンの減少」

年代を問わず、性行為を行うと痛みを感じることがありますが、40歳を過ぎて更年期に入ってから痛みを感じるようになったという場合は、「エストロゲンの減少」に原因があると考えられるでしょう。

更年期に入ると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少します。

エストロゲンはコラーゲンの生成を促す作用を持つため、減少すると、主に以下のような症状が現れます。

  • 腟のハリや弾力が失われる
  • 腟が炎症を起こしやすくなる
  • 大陰唇・小陰唇が薄くなる

人によって異なりますが、更年期や閉経後には、上記のような症状が現れる可能性があります。

これらの症状が現れる原因について、さらに詳しく解説します。

腟分泌液の量の減少

エストロゲンの分泌量が減少すると、腟分泌液の量も減少します。

腟分泌液のもととなるバルトリン腺やスキーン腺を刺激する役割があるエストロゲンの分泌量が減少すると、腟のうるおいが失われて乾燥しやすくなってしまいます。

元々デリケートな腟が乾燥すると、少しの刺激や摩擦でも傷ついてしまうことから、性行為を行った際に痛みを感じやすくなってしまうのです。

性行為を無理に行うと、出血が起こることもあるでしょう。

萎縮性腟炎

腟のうるおいが失われて乾燥すると、「萎縮性腟炎(老人性腟炎)」のような炎症が起こりやすくなります。

女性の腟は粘膜のうるおいによって細菌を防いでいますが、萎縮性腟炎を発症すると、腟や外陰部に炎症が起こって細菌感染のリスクが高まります。

性行為を行う際に痛みを感じるだけでなく、様々な症状が現れて日常生活にも支障をきたすようになるので、放置せずに医療機関を受診しましょう。

萎縮性腟炎の主な症状は、以下の通りです。

  • 腟や外陰部がヒリヒリと痛む
  • 排尿時に痛みを感じる
  • 黄色や褐色のおりものが出る
  • 不正出血がある
  • デリケートゾーンに熱っぽさがある
医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

粘膜のバリア機能が低下して細菌感染を起こしている状態ですので、おりもの異常や不正出血を放置するのはリスクがございます。

芦屋院院長   宮崎先生

症状が悪化する前に、医療法人心鹿会のLINE相談にて、どうぞお早めにご相談ください。

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心理的ストレスや緊張

体だけでなく、心の問題も性交痛を悪化させる大きな要因となります。

一度でも性交時に強い痛みを感じると、「また痛いのではないか」という恐怖心や予期不安が生まれるからです。

この不安があると、性行為の際に無意識に骨盤底筋などの筋肉がこわばり、腟の入り口をさらに狭く閉ざしてしまいます。

パートナーに対して申し訳ないという気持ちや、性行為を義務感で捉えてしまうプレッシャーも、リラックスを妨げる原因です。

性交痛を引き起こす病気

性交痛の原因が更年期にあると思っていたら、実は、婦人科系の病気を発症していたというケースもあります。

性交痛を引き起こす主な婦人科系の病気は、以下の通りです。

  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 子宮がん(頸がん・体がん)
  • 卵巣腫瘍(良性・悪性)
  • 骨盤内炎症性疾患
  • 外陰部の皮膚疾患

更年期に差しかかる女性に多くみられる病気が、子宮内膜症と子宮筋腫です。

子宮内膜症や子宮筋腫を発症すると、性交痛の他にも、月経痛や下腹部痛が起こったり、不妊につながったりする可能性があります。

また、子宮がんや卵巣腫瘍を発症すると、上記の症状に加えて、お腹の張りや頻尿などの症状が現れることもあるでしょう。

性交痛の原因が病気にある場合、放置していると症状が悪化して治療が困難になったり、予後が悪くなったりするリスクが想定されます。

命にかかわる病気を発症している可能性もあるので、異変を感じたら早急に婦人科を受診して、適切な治療を受けましょう。

京都院院長   池田先生

性交痛を単なる更年期の症状だと思い込んで我慢されている方も多いですが、実は子宮内膜症や子宮筋腫、時にはがんなどの病気が隠れているケースも少なくありません。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

痛みを放置すると治療が難しくなったり、最悪の場合は命に関わるリスクもありますので、少しでも異変を感じたら早急に受診し、治療を受けてください。

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性交痛が起こった場合の対処方法

痛みを我慢していると、性行為自体を苦痛に感じるようになってしまいます。

性交痛が起こった場合は、どのような方法で対処すれば良いのでしょうか。具体的な対処方法を4つご紹介します。

①デリケートゾーンを保湿する

デリケートゾーンの乾燥が気になる場合は、ワセリンやクリーム、ジェルを使用して保湿しましょう。

保湿ケアを行うことで、デリケートゾーンにうるおいがもたらされて、性行為による摩擦を減らすことができます。

痛みやかゆみといった症状を緩和できるだけでなく、ふっくらとした若々しいデリケートゾーンを目指せます。

顔用のスキンケアアイテムを使用する場合は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれている製品がおすすめです。

製品によっては配合されている成分が刺激となることもあるので、粘膜部分は避けて、外陰部にのみ塗布してください。

肌荒れが心配だという方は、デリケートゾーンにも使用できる保湿クリームやワセリンを使用しましょう。

②潤滑剤を使用する

挿入時に痛みを感じる、引っかかるような感覚があるという場合は、潤滑剤を使用すると良いでしょう。

腟やコンドームに塗布して性行為を行うことで、摩擦を減らして痛みを緩和できます。

保湿ケアも同時に行いたいという方は、保湿成分入りの製品を選択してください。

潤滑剤にも、ウォーターベースやオイルベースなど様々な種類があるので、使い勝手の良いものを選びましょう。

パートナーとよく相談した上で、無理のない範囲で性行為を行うことが大切です。

③ホルモン補充療法(HRT)を受ける

更年期に入ってエストロゲンの分泌量が減少している場合は、「ホルモン補充療法(HRT)」が有効です。

エストロゲンを外部から補充してその作用を補うという方法で、貼付剤(貼り薬)やジェル、内服薬を用いて投与されることが一般的です。

女性ホルモンを補充することで更年期の症状を緩和できますが、補充を止めると再び症状が現れ始めます。

効果を持続させるために、定期的に薬を処方してもらう必要があります。

ホルモン補充療法には様々な種類があるので、医師とよく相談した上で治療方法を選択してください。

④レーザー治療を受ける

腟のうるおいやハリ、弾力を回復させたい場合には、「レーザー治療」が有効です。

腟壁に医療用レーザーを照射することで、粘膜の代謝を向上させたり、コラーゲンの生成を促したりする効果が期待できます。

効果の現れ方は人によって異なりますが、月に1回の頻度で施術を受ければ、3ヶ月程度で効果を実感できるでしょう。

性交痛だけでなく、陰部のかゆみや黒ずみ、尿漏れなどの症状も緩和することが可能です。

医療用レーザーによる治療を希望される方は、「モナリザタッチ」や「インティマレーザー」の取り扱いがある医療機関を受診してください。

芦屋院院長   宮崎先生

月1回の施術を3ヶ月ほど続ければ効果を実感しやすく、性交痛だけでなく尿漏れや黒ずみの悩みも同時に解消が期待できます。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

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更年期の性行為に関するQ&A

更年期の性行為に関するQ&A

性交痛への対処方法はわかったものの、まだ更年期の性行為に関して疑問が残っているという方もいるでしょう。

最後に、よくある質問をQ&A形式でご紹介します。

性交痛が起こったら医療機関を受診した方が良い?

更年期に入ると性交痛が起こりやすくなるものの、様々な原因が考えられます。

子宮がんや卵巣腫瘍を発症しているケースもあれば、腟炎や性病を発症している可能性も考えられます。

大したことないからと我慢したり、放置したりしていると、大掛かりな治療が必要となることもあるので、体に異変を感じたら医療機関を受診した方が良いでしょう。

性交痛が起こる原因は、疲労やストレス、性行為に対するトラウマなど、人によって異なります。

性交痛の原因を突き止めて症状を改善できるまでは、性行為を控えるといった判断も必要です。

性交痛の治療に保険は適用される?

更年期障害に対する治療は、保険適応の治療や検査が行われることが一般的です。

その中で性交痛が改善すれば、保険適用となります。

しかし、ほとんどの患者様が全身のホルモン治療や腟のホルモン補充のみでは治療効果が不十分なことが多く、その場合はレーザーや保険が適用されない投薬や潤滑剤などが必要となる場合もあります。

日本においては、混合診療(同じ病名で保険診療と保険外診療を同時に行うこと)が認められていないため、もし途中から保険外診療を行った場合には、過去の診療も遡って性交痛に対して行った保険負担分を患者様自身が払うことになっています。

そのため、性交痛などを専門的に診察しているクリニックでは、最初から自由診療を行っていることが多いです。

性交痛の改善方法は人によって異なるので、治療について詳しく知りたいという方は、医療機関を受診して医師に相談してください。

更年期なら性交時に避妊はしなくても良い?

更年期に入ると閉経が近づき、生理が来ないこともありますが、妊娠を希望していない場合はしっかりと避妊しましょう。

「もう年だから妊娠しないはず」、「月経がないから大丈夫」といった理由で避妊をしない方もいますが、閉経していない以上は妊娠する可能性があります。

40代、50代で予想外の妊娠をするケースは珍しくないので、性行為を行う際には必ず避妊してください。

性感染症を予防するためにも、コンドームを使用して性行為を行うことが望ましいといえるでしょう。

更年期に性行為を行うメリットにはどのようなものがありますか?

更年期に無理のない範囲で性行為を行うことには、心身ともにいくつかのメリットがあります。

まず、腟の血流が良くなり、組織の萎縮を防ぐ効果(使わないと衰えるのを防ぐ)が期待できます。

また、スキンシップによって「オキシトシン」という幸せホルモンが分泌され、ストレス緩和やパートナーとの絆を深めることにも役立ちます。

更年期に性行為を続けることで起こり得るデメリットはありますか?

痛みを我慢して無理に性行為を続けることには、デメリットしかありません。

腟の炎症が悪化して出血や痛みが慢性化するだけでなく、性行為そのものがトラウマになり、パートナーへの拒絶感やうつ状態を引き起こすリスクがあります。

また、無理をすることで骨盤底筋を傷め、尿漏れなどのトラブルを誘発することもあります。

更年期の性行為に関する不安は医療法人心鹿会へご相談ください

更年期の性行為に関する不安は医療法人心鹿会へご相談ください

自律神経の乱れや女性ホルモンの減少など、更年期には体に様々な変化が現れます。

頭痛や動悸、倦怠感や皮膚のかゆみなど人によって症状は異なりますが、性交痛もまた、更年期に体に起こる変化の一つです。

性行為をする度に痛みを感じているという方は、我慢せずに医療機関を受診して適切な治療を受けましょう。

性交痛をはじめとした更年期の症状にお悩みの方は、医療法人心鹿会へご相談ください。

当院の医師やスタッフは全員女性ですので、デリケートなお悩みについても気兼ねなくお話しいただけるはずです。

具体的な治療方法について知りたい、治療費の目安を知りたいなど、まずはお気軽にご相談ください。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

更年期はホルモンや自律神経の乱れで頭痛や倦怠感などが現れますが、実は『性交痛』も身体の変化として起こりうる症状ですので、決して珍しいことではありません。

京都院院長   池田先生

医療法人心鹿会は医師もスタッフも全員女性ですので、治療法や費用のことなど、デリケートなお悩みも気兼ねなくご相談ください。

医療法人心鹿会では
全て女性スタッフが対応いたします。

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この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。

この記事の監修者
鎌田 良子

兵庫医大医学部卒業。泌尿器科専門医、そして腹腔鏡手術・内視鏡手術のエキスパートとして執刀医または後輩の指導育成にあたる。プライベートではトライアスロンでもっとも名のあるアイアンマン70.3世界選手権出場、完走を果たす。