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2025.03.25

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低用量ピルで不正出血が起こった!考えられる原因や対処方法、受診の目安をご紹介

低用量ピルで不正出血が起こった!考えられる原因や対処方法、受診の目安をご紹介

体に不調がないにもかかわらず、低用量ピルを服用し始めてから不正出血が起こったという方もいるでしょう。

腟からの予期せぬ出血は、病気や妊娠、体調不良など、様々な原因で起こります。

しかし、低用量ピルを服用し始めたタイミングで出血が起こった場合は、原因が低用量ピルの服用にあると考えられます。

低用量ピルを服用すると、なぜ不正出血が起こるのでしょうか。また、どのように対処すれば良いのでしょうか。

今回は、不正出血が起こる理由として考えられる原因について解説します。

正しい対処方法や受診の目安もご紹介しますので、ぜひご一読ください。

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目次

不正出血は低用量ピルの「飲み始め」に起こりやすい

低用量ピルを服用し始めると、1~3ヶ月の間に「消退出血(しょうたいしゅっけつ)」と呼ばれる出血が起こることがあります。

血中のエストロゲンとプロゲステロンが減少することによって、子宮内膜が剥がれ落ちて起こる出血で、月経や排卵、アフターピルの内服時にも同様の出血が起こります。

ホルモンは低用量ピルの影響を受けやすいため、体が慣れないうちは、不正出血のような副作用が現れることは珍しくありません。

人によって異なりますが、不正出血が起こったとしても自然に治まるケースがほとんどです。

体に深刻なトラブルが起こっているわけではないので、慌てずに出血が治まるのを待ちましょう。

低用量ピルの服用時に不正出血が起こる原因

低用量ピルの服用時に不正出血が起こる原因

初めて低用量ピルを使用するという方は、不正出血が起こると不安を感じてしまいます。

低用量ピルを服用すると不正出血が起こるのは、なぜなのでしょうか。考えられる原因をいくつかご紹介します。

①ホルモンバランスの乱れ

低用量ピルを服用して不正出血が起こった場合、原因として最も可能性が高いのが、ホルモンバランスの乱れです。

女性ホルモンと似た働きをする成分を取り入れることで、排卵をコントロールするというのが低用量ピルの仕組みです。

そのため、低用量ピルを摂取すると一時的にホルモンバランスが変化して不安定になり、不正出血が起こることがあります。

服用を始めたタイミングや、低用量ピルの種類を変更したタイミングで不正出血が起こった場合は、慌てずに様子を見ましょう。

②飲み忘れ

低用量ピルを飲み忘れてしまうと、生理に似た不正出血が起こることがあります。

本来であれば低用量ピルによって補われていた女性ホルモンが不足してしまい、子宮内膜が不安定になることで一時的に出血が起こるのです。

飲み忘れが原因で不正出血が起こった場合も、数日経過すれば落ち着くケースがほとんどです。

基本的に低用量ピルは、服用するタイミングが12時間程度ズレるとホルモンバランスに乱れが生じるので、毎日決まった時間に服用するように心がけましょう。

飲み忘れてしまった場合の対処方法は状況によって異なるので、自己判断はせずにかかりつけのクリニックへご相談ください。

③飲み合わせ

他の薬やサプリメントと一緒に服用すると、配合されている成分によっては飲み合わせが悪く、不正出血が起こることがあります。

特に、便秘薬や下剤はピルの成分の吸収を妨げ、一時的に女性ホルモンが不足した状態を引き起こします。

持病の薬を服用する必要がある、毎日口にしているサプリメントがあるという方は、飲み合わせに問題がないか医師や薬剤師に確認してもらいましょう。

低用量ピルを処方してもらうタイミングで相談しておくと安心です。

④体調不良

下痢や嘔吐をすると、低用量ピルの効果が低減して不正出血が起こることがあります。

消化吸収が悪いと女性ホルモンが不足した状態を引き起こし、子宮内膜が不安定になってしまうのです。

一時的な体調不良であれば低用量ピルの服用を続けて様子を見ますが、習慣的に下剤を使用している方は注意が必要です。

せっかく低用量ピルを服用しても女性ホルモンが不足した状態が続いてしまう可能性があるので、下剤を使用したい場合は、事前に医師や薬剤師に相談しておきましょう。

誤ったピルの使用は危険です。
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低用量ピルの服用以外で不正出血が起こる原因

ホルモンバランスの変化や体調不良で不正出血が起こることもありますが、深刻な病気が原因となっているケースもあります。

低用量ピルに原因がない場合は、他にどのような原因が考えられるのでしょうか。詳しく解説します。

①子宮の病気

子宮系の疾患を発症すると、低用量ピルの影響に関係なく不正出血が起こることがあります。

不正出血が起こる可能性がある子宮の病気の例は、以下の通りです。

  • 子宮内膜症
  • 子宮頸がん
  • 子宮体がん
  • 子宮筋腫

定期的な健康診断を受けていない、子宮頸がんワクチンを接種していないという方は、不正出血の原因が子宮系の疾患にないか医療機関で検査を受けましょう。

②卵巣の病気

子宮だけでなく卵巣の疾患でも、低用量ピルの影響に関係なく不正出血が起こることがあります。

不正出血が起こる可能性がある卵巣の病気の例は、以下の通りです。

卵巣機能不全

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

卵巣嚢腫

低用量ピルの服用を始める前から不正出血が起こっていたという方は、上記の疾患を発症していないか、一度医療機関で検査を受けることをおすすめします。

上記の疾患の治療のために低用量ピルを服用するケースもありますが、ピル服用後に病気を発症している可能性もあるので、原因を突き止めるためにも医療機関を受診しましょう。

③性感染症

性感染症を発症しても、低用量ピルの影響に関係なく不正出血が起こることがあります。

不正出血が起こる可能性がある性感染症の例は、以下の通りです。

  • 性器クラミジア感染症
  • 淋菌感染症
  • 腟トリコモナス症

上記の性感染症を発症すると、子宮内部や腟で炎症が起こり、不正出血につながるケースがあります。

基本的に自覚症状に乏しく、感染自体に気付かないという方も少なくありません。

おりものの変化で発症に気付けることがあるので、量が増えた・においが強くなった・色が変わったという方は、症状がなくとも医療機関を受診しましょう。

④その他

着床出血や流産など、低用量ピルではなく、妊娠が原因で不正出血が起こるケースもあります。

正しく服用した場合は99%以上の高い避妊効果が期待できるのが低用量ピルのメリットですが、間違った服用の仕方をしていると避妊率は低下してしまいます。

心当たりがある方は、妊娠検査薬を使用したり、婦人科を受診したりして、妊娠していないか確認しましょう。

また、日常的にストレスを感じている方は、低用量ピルを服用していなくとも不正出血が起こることがあります。

ストレスは女性ホルモンの分泌を阻害するため、卵巣機能が低下して不正出血が起こりやすくなるのです。

睡眠不足や疲労もストレスにつながるので、適度にストレスを発散して規則正しい生活を心がけましょう。

低用量ピルの服用が原因で起こる不正出血の特徴

低用量ピルの服用に原因がある場合は、少量の出血が起こります。

血の色は茶色で、おりものシートで対処できる程度の出血です。

人によって出血量や色合いは異なりますが、生理のように大量に出血が起こったり、真っ赤な鮮血が出たりするようなことはないでしょう。

生理用ナプキンでなければ対処できないほどの出血が起こっている、赤、もしくはピンク色の血がたくさん出るという場合は、低用量ピルの服用以外の原因が考えられます。

深刻な病気を発症している可能性があるので、婦人科を受診して不正出血の原因を調べてもらってください。

病気は早期発見・早期治療が最もリスクの少ない治し方です。
早期発見のためにお気軽にご相談ください。

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低用量ピルの服用で不正出血が起こった場合の対処方法

低用量ピルの服用で不正出血が起こった場合の対処方法

低用量ピルの服用をきっかけに出血が起こった場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。

不正出血が起こったときに試したい、正しい対処方法をいくつかご紹介します。

低用量ピルの服用を続ける

不正出血が起こっても、服用を続けて様子を見ることが大切です。

低用量ピルの服用を始めてから1~3ヶ月程度はホルモンバランスが安定しないため、副作用で出血が起こることがあります。

不正出血が起こったとしても、大量に出血したり、痛みや貧血などの他の症状が出たりしていなければ問題ありません。

体が低用量ピルの服用に慣れることで自然に治まる症状なので、飲み忘れに注意して服用を続けましょう。

低用量ピルの種類を変更する

不正出血がなかなか治まらない場合は、低用量ピルの種類を変えてみても良いでしょう。

低用量ピルにはいくつか種類があり、それぞれ含まれているホルモンの量や種類が異なります。

体が受ける影響も少しずつ異なるため、人によっては、種類を変更することで不正出血が治まるケースもあります。

低用量ピルは自己判断では変更できないので、婦人科で医師に相談してください。

不正出血が起こった場合の受診の目安

低用量ピルを飲み始めてから不正出血が長く続く場合は、婦人科を受診しましょう。

目安として2週間以上経過しても出血が治まらなければ、クリニックを受診することをおすすめします。

不正出血以外にも、腹痛や腰痛、貧血や動悸・息切れなどの他の症状が現れている場合も、医療機関を受診してください。

不正出血の原因が低用量ピルの服用ではなく、実は深刻な病気を発症している可能性もあるので、決して放置せずに、原因を突き止めて適切な治療を受けましょう。

婦人科系の病気は症状が現れにくいものも多く、気付いたときには進行していたということも少なくありません。

低用量ピルの服用にかかわらず、定期的に健康診断を受けることが大切です。

低用量ピルに関するお悩みは医療法人心鹿会へご相談ください

低用量ピルに関するお悩みは医療法人心鹿会へご相談ください

女性の体に起こる不正出血には、様々な原因が考えられます。

低用量ピルの服用をきっかけに不正出血が起こった場合は、かかりつけの医師に相談しましょう。

深刻な病気が原因で不正出血が起こっているケースもあるので、自己判断で服用を中止するのではなく、医療機関を受診することをおすすめします。

低用量ピルに関するお悩みは、医療法人心鹿会へご相談ください。

診察から低用量ピルの処方、不正出血への対処まで、当院の女性医師が、患者様に寄り添って最適な治療方法をご提案いたします。

自身に合う低用量ピルを処方してほしい、出血への対処方法を知りたいなど、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。