リップアートメイクの施術は痛い？メリット･デメリットを解説！疑問に対するQ＆Aも

メイク時間が短縮されることや水に濡れても落ちないことから、アートメイクの施術を希望する方が増えています。

その一方で、アートメイクと聞くと、眉またはアイラインを想像される方も多く、リップアートメイクはまだ一般的ではないようです。

唇は粘膜に近いこともあり、どれくらい痛むのか不安を感じて施術に踏み切れないという方もいるかもしれません。

今回は、リップのアートメイクの疑問について詳しく解説していきます。

リップアートメイクとティントリップやタトゥーとの違い

そもそもリップアートメイクとは、どのような施術なのでしょうか。

唇部分に色を定着させるメイク方法の一つとして、「ティントリップ」もあります。

他にも、アートメイクは、肌に色素を定着させるといった点からタトゥーと同じイメージを抱いている方も少なくありません。

この項目では、リップアートメイクとティントリップ、そしてタトゥー（刺青）との違いについて詳しくお話していきましょう。

リップアートメイクとは？

リップアートメイクとは、唇にアートメイク専用の針で小さな傷をつけ、色素を注入していく施術のことです。

専用の針を用いて、唇の0.04～0.2mm程のごく浅い部分に色素を定着させていきます。

口紅とは異なり、長い期間色素が定着するため、ノーメイクでもリップメイクをしているかのように見えます。

個人差はありますが、基本的に1～2年程度、状態をキープすることが可能です。

通常のメイクとは異なり、水や汗、毎日の洗顔やクレンジングで落ちることがありません。

そのため、気に入ったリップカラーや唇のデザインを常に保てるというメリットがあります。

リップアートメイクは、唇の形にコンプレックスを抱いている方にもおすすめです。

唇の形を整えたり、唇をぽってりと厚く見せたりすることもできるので、より魅力的なリップを目指せるでしょう。

リップアートメイクとティントリップの違い

唇にリップカラーが定着する「ティントリップ」を愛用している方もいるかもしれません。

ティントリップには、ウォータータイプやオイルタイプ、使い捨ての綿棒タイプなどがあり、好みに合わせて様々な種類から選ぶことができます。

ティントリップのティントには、「染める」という意味があります。

特殊な染料を使うことで、唇の角質にリップカラーを定着させるコスメです。

通常のリップよりも色が落ちにくいため、メイク直しの手間が省けたり、メイクが落ちることを気にせずに食事を楽しめたりといったメリットがあります。

ドラッグストアや通販サイトで販売されているため、安価で入手が簡単だという点が魅力ですが、ティントリップの色持ちは1日程度で、唇には一般的な口紅よりも負担がかるようです。

何度も使用を繰り返すことで、唇が乾燥したりガサガサになってしまったりするリスクもあります。

リップアートメイクとタトゥー(刺青)の違い

専用の針を用いて皮膚に色素を注入するという点は、アートメイクもタトゥーも同じです。

しかし、アートメイクとタトゥーでは、色素を注入する皮膚の深さが異なります。

アートメイクは、皮膚の中でもごく浅い「表皮層」に色素を注入していきますが、タトゥーは皮膚のより深い層の「真皮層」まで色素を注入します。

お気に入りのデザインを半永久的に残したい場合には、タトゥーが向いているといえるでしょう。

しかし、色合いやデザインを定期的に変えたい場合には、アートメイクの方が向いているといえます。

アートメイクは、肌の新陳代謝（ターンオーバー）によって少しずつ色が抜けていきます。

リップアートメイクならば、世の中のトレンドや好みに合わせて、色やデザインを変えることが可能です。

リップアートメイクのメリット

リップアートメイクには、水や汗に触れてもリップメイクが落ちないという特徴がありますが、他にも様々メリットがあります。

リップアートメイクの施術を受けると、具体的にどのようなメリットを得られるのでしょうか。

リップアートメイクのメリット①：メイクの時短になる

リップアートメイクの施術を受けることによって、理想的な唇の形と色を保てます。

基本的にリップメイクが不要になり、メイクをするとしても、リップクリームや好みのグロスを重ねる程度で完了します。

唇の血色が悪いと悩んでいたりくすみが気になっていたりする方には、特におすすめです。

唇の形が左右非対称でリップメイクに時間がかかるという方も少なくありませんが、リップアートメイクなら、プロに美しく見える形にデザインしてもらえるため、メイクの時短につながります。

リップアートメイクのメリット②：顔の印象が変わる

リップアートメイクの施術を受けて、唇の輪郭がはっきりしたり色がトーンアップしたりすると、顔全体の印象が変わります。

また、プロが顔立ちを見ながらデザインするため、顔全体のバランスが整う点もメリットです。

リップアートメイクの具体的な施術内容として、「今ある唇の形に沿って色素を注入する」というイメージを抱いている方もいるでしょう。

実際のリップアートメイクでは、唇の色だけでなく、形そのものを整えることが可能です。

唇の印象が変わるだけでなく、顔全体のイメージが明るくなったと感じられるでしょう。

リップアートメイクのメリット③：コンプレックス解消につながる

口元は、顔のパーツの中でも特に目につきやすい部分です。

そのため、唇の色や形にコンプレックスを抱いている方も少なくありません。

次のような悩みを抱えている方に、リップアートメイクはおすすめです。

リップアートメイクでは、唇の全体にボリューム感を出すことができます。

鼻の下の「人中」の長さが気になっている方も多いようですが、唇を厚くデザインすることで、人中を短く見せることも可能です。

リップアートメイクの施術を受けることで、魅力的な口元を手に入れられるだけでなく、様々なコンプレックスの解消が期待できます。

リップアートメイクのデメリット

メリットの多いリップアートメイクですが、施術をするにあたってデメリットも存在しています。

デメリットを知った上でリップアートメイクを受けることで、トラブルを未然に防ぐことにもつながるでしょう。

この項目では、リップにアートメイク施術を受けるデメリットをご紹介していきます。

リップアートメイクのデメリット①：デザインを変えることが難しい

リップに限られたことではありませんが、アートメイクは、一度施術を受けるとすぐに消すことが難しくなっています。

特に色を入れた後は、大幅なデザイン変更が難しくなるでしょう。

個人差はあるものの、リップアートメイクの場合、1～2年程度は色が定着するといわれています。

その間、大幅なデザインの変更や修正は、難しいと考えておいた方が良さそうです。

リップアートメイクの施術を受ける際には、長く気に入るデザインを選ぶ必要があります。

唇の形は、人によって似合うデザインが異なるので、実際に施術を行うプロのスタッフとじっくり話し合った上で、慎重に選ぶようにしましょう。

リップアートメイクのデメリット②：施術の痛みや口唇ヘルペスのリスクがある

リップアートメイクで知っておきたいデメリットには、施術中の痛みも挙げられます。

アートメイクの施術部位は、他にも眉毛やアイラインがありますが、リップはその中でも痛みを感じやすい部位だといわれています。

しかし、麻酔を施した上で施術を受けられるため、痛みを軽減することが可能です。

施術後は、腫れや傷口の血液成分が固まった痂皮（かさぶた）が落ち着くまでは、唇を清潔に保つ必要があります。

唇は、腫れや赤みが出やすい部位でもあり、おおよそ1週間程度は食事の際に不便を感じるかもしれません。

熱い食べ物や激辛料理を避けて、飲み物を飲む際にはストローを使うと良いでしょう。

リップアートメイクの施術を受けると、口唇ヘルペスが発症するリスクが高まりますが、クリニックで処方された薬を服用することでリスクを軽減できます。

リップアートメイクのメニューと特徴

一言でリップアートメイクといっても、いくつかの種類があるのをご存知でしょうか。

ここでは、二宮レディースクリニックで実施している3種類の方法について、詳しく説明していきます。

自分の理想に近づくためには、どのリップアートメイクの施術が向いているのかチェックしてください。

リップアートメイク①：フルリップ

フルリップは、唇の全体にムラなく均一に色素を注入する施術です。

唇の輪郭をしっかり縁取りした後に、内側の粘膜に選んだ色素を注入していきます。

リップアートメイクの施術を受けることで、普段のメイクでリップラインと口紅を使用してつくっているような唇が再現できます。

二宮レディースクリニックで受けられるリップアートメイクの中でも特に人気なのが、このフルリップです。

リップアートメイクのフルリップは、次のような方におすすめです。

リップアートメイク②：リップライン

リップラインは、唇の縁取りのみ色素を注入する施術です。

あえて唇全体に色素を注入しないことによって、より自然な印象に仕上げることができるでしょう。

毎日のメイクは、リップラインの内側に好みの口紅を塗るだけで済むので、時短につながります。

唇の形や輪郭にコンプレックスを抱いている方から選ばれている施術です。

リップラインは、次のような方におすすめです。

リップアートメイク③：シャドーリップ

リップアートメイクの中でもあまり聞き慣れないのが、シャドーリップです。

シャドーリップとは、リップラインにをあえて描かず、本来ラインになる場所の内側に色素を注入していく方法です。

リップラインが強調されないため、素顔でもより自然な印象になります。

また、血色の良い健康的な唇を手に入れることができるでしょう。

シャドーリップは、次のような方におすすめします。

リップアートメイクの料金はメニューによって異なる

リップアートメイクは、どの方法を選ぶのか、そしてどの施術者が施術を行うのかによっても料金が変わってきます。

例として、二宮レディースクリニックのリップアートメイク施術料金をご紹介します。

【フルリップ】

1回目	72,000～90,000円 （税込み 79,200～99,000円）
2回目	48,000～70,000円 （税込み 52,800～77,000円）
2回目以降（1年以内）	48,000～70,000円 （税込み 52,800～77,000円）
2回目以降（2年以内）	64,000～80,000円 （税込み 70,400～88,000円）

【リップライン(定着太さ2～3mm以内）】

1回目	60,000円 （税込み 66,000円）
2回目	50,000円 （税込み 55,000円）
2回目以降（1年以内）	50,000円 （税込み 55,000円）

気になるリップアートメイクの痛みやダウンタイム

リップアートメイクの施術を希望していても、痛みやダウンタイムが気になって躊躇しているという方は少なくないでしょう。

ここでは、痛みの度合いやダウンタイム中の過ごし方について、詳しくお話していきます。

リップアートメイクの痛みは麻酔で軽減

唇は、粘膜に近く皮膚が薄いため、アートメイクの中でも痛みを感じやすい部位だといわれています。

痛みの感じ方には個人差があり、そのときの体調によっても左右されます。

特に女性は、生理の周期によっても痛み方に違いがあるといわれているため、心配だという方は、生理前や生理中の期間は外して施術スケジュールを組んだ方が良いでしょう。

リップアートメイクの具体的な痛みの感じ方としては、「少しビリビリする程度」だといわれています。

特に、唇のアウトラインを描くタイミングで痛みを感じる方が多いようです。

こういった痛みに関する負担を軽減するために、ほとんどのクリニックが麻酔を使用しています。

麻酔を使用することで、痛みを最小限に抑えられるでしょう。

リップアートメイクにはダウンタイムがある

施術による傷が癒えるまでの期間を「ダウンタイム」といいます。

リップアートメイクの場合、ダウンタイムは1週間程度です。

腫れに関しては、施術当日から2日程度で治る方が多いです。

施術から4～5日程度経つ頃には、ポロポロと痂皮（かさぶた）が剥がれていきます。

無理に剥がすと色素が定着せず、違和感のある見た目になってしまうので、自然に剥がれるのを待ちましょう。

リップアートメイクでは、ダウンタイム中の不快感を和らげることを目的に、保冷剤でクーリング行ったりワセリンを塗ったりします。

さらに口唇ヘルペスを予防するために、抗ヘルペス薬が処方されるケースもあるでしょう。

リップアートメイクに関する疑問をQ＆Aで解決！

ここまでリップアートメイクについてお話してきましたが、それでも疑問が残っているという方もいるかもしれません。

ここでは、リップアートメイクに関する細かな疑問についてお答えしていきましょう。

Q1.リップアートメイクの施術を受けられない場合がある？

A.リップアートメイクは、安全に考慮した上で施術を行います。そのため、施術を受けられない方もいます。

次の項目に当てはまる方は、リップアートメイクの施術は難しいと判断されるケースが多いです。

この他にも、持病がある方や薬を服用中の方、不妊治療中の方は、医師が診察行った上でリップアートメイクを受けられるか判断するケースもあります。

トラブルを防ぐためにも、何らかの不安があるときには、必ずクリニックに相談してください。

Q2.リップアートメイクの持続期間は？

A.個人差があるものの、1～2年程度持続するといわれています。

眉・アイラインと比較すると、唇は色素が定着しにくい部位であり、退色までの期間に個人差が出やすい箇所です。

眉やアイラインといった部位は2回の施術が基本であるものの、唇は2回以上行います。

色素が薄くなってきたらすぐにリタッチすることで、色やデザインをキープできるでしょう。

肌の新陳代謝（ターンオーバー）は30～40日前後で起こりますが、唇は4～10日程度であるため、どうしてもアートメイクの持続期間が短くなってしまう傾向にあります。

少しでも持続期間を長引かせたい場合には、リップクリームやバームを使って、唇の乾燥を防ぎましょう。

Q3.リップアートメイク施術後の注意点は？

A.施術後1週間は、唇へのメイクは避けてください。

その他にも、長時間の入浴やサウナ、激しい運動は避ける必要があります。

血行が促進されることによって、唇の腫れや痛みにつながるリスクがあるためです。

その他にも、唇の保湿をしっかり行い、洗顔時も刺激を与えないよう優しくケアすることが大切です。日焼けにも、いつも以上に注意しましょう。

歯磨きに関しては、リップアートメイクを受けた当日から可能ですが、歯ブラシが強く当たらないように注意してください。

Q4.口唇ヘルペスの症状は？危険な病？

A.リップアートメイクの施術を受けた後、唇の周辺に小さな水ぶくれができるケースがあります。

単純ヘルペスウイルスというウイルスに感染することによって起こる、「口唇ヘルペス」の症状です。

リップアートメイクを受けた全員に現れるものではなく、体の免疫力が低下していたり、ストレスを受けやすい生理中に施術を受けたりした場合に発症しやすいといわれています。

口唇ヘルペスになってしまった場合は、飲み薬や塗り薬で治療を行いながら、バランスの良い食事と休息を心がけましょう。

クリニックで、あらかじめ口唇ヘルペスを予防する薬を処方されることもありますが、発症した場合には、早急に施術を受けたクリニックに相談してください。

Q5.リップアートメイクの施術の流れは？

A.リップアートメイクは、下記の流れで施術を行います。

唇は色素が定着しにくい箇所なので、2回以上行うのが基本です。

回数に関しては個人差があるため、施術を行うスタッフに質問してみましょう。

【二宮レディースクリニックのリップアートメイク施術の流れ】

Q6.施術後にメイクやキスはできる？

A.施術の翌日～1週間程度時間を期間を置くことでメイク可能になります。キスに関しては、最低でも1週間程度は期間を置くようにしてください。

施術を受けた部位以外は、施術当日からメイクが可能です。

施術を受けた部位であっても、唇部分は乾燥しやすいため、クリームやワセリンなどで保湿をするのは構いません。

ただし、クリニックや個人によってメイクが可能になる期間は異なるため、施術が終わった後にスタッフに確認してみましょう。


アートメイクの施術を行った後は、唇に無数の傷ができている状態であり、非常にデリケートです。

そのため、キスによって雑菌が入ると、化膿するリスクがあります。

いずれにしても、リップアートメイクの施術を受けた後は唇の色が濃く、その後数日間は薄皮が剥がれている状態です。

大切な予定やデートの予定は、施術を受けた日から最低でも1週間程度は期間を置く方が良いでしょう。

リップアートメイクの施術を受けるクリニックの選び方

アートメイクは医療行為の一種であり、施術ができるのは、医師及び医師の指導を受けたスタッフに限られています。

そのため、肌トラブルが起こった場合でも、医師によって適切に対処してもらえるでしょう。

しかし、アートメイクを実施しているクリニックの全てに、実力のあるスタッフが揃っているとは限りません。

リップを含め、アートメイクは、人それぞれの顔立ちや筋肉のつき方に合わせてデザインを微調整する必要があります。

アートメイクの施術ができるといった基本的なスキル以外にも、経験の有無が仕上がりを大きく左右します。

クリニックの公式ホームページに施術者の実績が掲載されているケースが多いので、そのような情報をもとに、納得できるスタッフを指名するようにしてください。

二宮レディースクリニックには、アートメイクインストラクターとして活躍する、経験豊富なスタッフが在籍しています。

過去の施術例をお見せすることもできるので、在籍スタッフの技術が気になるという方は、お気軽にお問い合わせください。

リップアートメイクに関する疑問は二宮レディースクリニックへ

リップアートメイクは、メイクの手間を省けるというだけでなく、色や形といった唇に関するコンプレックスを解消することも可能です。

非常に魅力的な施術である一方で、眉やアイラインのアートメイクと比較すると情報量が少なく、不安に思うことも多いでしょう。

リップアートメイクに興味がある方は、二宮レディースクリニックへご相談ください。

実際の施術例を交えながら、女性スタッフが患者様の疑問や不安に寄り添います。