COLUMN
コラム

2025.12.29

心斎橋院
京都院
芦屋院

萎縮性腟炎(老人性腟炎)とは?原因や症状、治療法やセルフケア方法を徹底解説

萎縮性腟炎(老人性腟炎)とは?原因や症状、治療法や放置するリスクを解説

「最近、デリケートゾーンが乾燥しやすくなった」「性交痛が気になるようになった」という悩みを抱えていませんか?

若い頃と比べてこのような変化を感じる方は、「萎縮性腟炎」を発症している可能性があります。

萎縮性腟炎とは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少し、外陰部や腟粘膜が萎縮することで起こる炎症です。

近年では「GSM(閉経関連尿路性器症候群)」という包括的な概念で捉えられており、更年期以降の女性に多く見られます。

発症すると、具体的にどのような症状が現れるのでしょうか。また、どのような治療法で改善できるのでしょうか。

今回は、萎縮性腟炎の特徴や改善方法をご紹介します。

主な症状や発症する原因、セルフチェック方法や医療機関で受けられる治療法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

萎縮性腟炎でお悩みがある方は
お気軽にご相談ください

医療法人心鹿会では
LINE相談も可能です

LINE相談はこちらから

各院の予約空き時間はこちら

目次

萎縮性腟炎(老人性腟炎)とは

萎縮性腟炎(老人性腟炎)とは、閉経やがんなどによる卵巣摘出がきっかけで女性ホルモン(エストロゲン)が低下し、外陰部や腟粘膜が萎縮・乾燥することで炎症が起きやすくなる病気です。

エストロゲンの減少により腟の粘膜上皮細胞が減少・萎縮し、腟壁からの分泌液も減って潤いが失われてしまいます。

その結果、腟粘膜や皮膚のバリア機能が低下し、衣服による摩擦刺激や性行為などで傷つきやすくなり、細菌が侵入しやすくなります。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

萎縮性腟炎は閉経後の女性ホルモン低下により起こる症状で、多くの方が経験されています。腟の乾燥や違和感でお悩みの方は、お一人で抱え込まずにご相談ください。

萎縮性腟炎
医療法人心鹿会にご相談ください

LINE相談はこちらから

各院の予約空き時間はこちら

萎縮性腟炎(老人性腟炎)とGSMの主な症状

萎縮性腟炎という名前は聞いたことがあっても、どのような病気なのか詳しく知らないという方もいるでしょう。

萎縮性腟炎は、狭義には腟内の炎症を指しますが、エストロゲンの減少により影響を受けるのは腟だけではありません。

外陰部、膀胱、尿道なども同様に萎縮し、様々な症状を引き起こします。

これらを総合的に「GSM(閉経関連尿路性器症候群)」と呼び、3つの主要な症候群に分類されています。

萎縮性腟炎の症状もGSMの代表的な症状のひとつです。

では、GSM(萎縮性腟炎も含む)の3つの主な症状をご紹介します。

①腟・外陰部症状

デリケートゾーンの乾燥やかゆみは、萎縮性腟炎(老人性腟炎)やGSMの代表的な症状です。

エストロゲンの分泌量が減少することで外陰部や腟のうるおいが不足し、粘膜が薄く弱くなるために起こります。

症状の種類詳細
乾燥・かゆみ・刺激感デリケートゾーンが常に乾いている感じがあり、トイレットペーパーで拭いたり下着やナプキンで擦れたりするとヒリヒリとした痛みを感じることがある
灼熱感・圧迫感腟や外陰部に熱感やほてるような不快感、圧迫感を感じる

特に入浴後や運動後には強いかゆみを感じることがあり、粘膜のバリア機能が低下して炎症を起こしやすい状態になっています。

上記の症状は、粘膜の萎縮と乾燥により正常な状態を保てなくなることで起こるため、様子をみていても改善することはありません。

②性機能関連症状

萎縮性腟炎やGSMになると、性交痛や潤滑不足により性生活に大きな影響が出てしまいます。

症状詳細
性交痛・潤滑不足性行為中の摩擦で粘膜が傷つき痛みを感じる​
性交後の痛み性交後も数時間~数日痛みが続くことがある​
性的満足度の低下痛みや不快感で性行為への関心が低下する​
性欲の減退痛みが繰り返されることで性行為を避けるようになる​

腟が乾燥した状態で性行為を行うと、摩擦によって粘膜が傷つき、強い痛みを感じるようになります。

性交中だけでなく、終わった後も数時間から数日にわたってヒリヒリとした痛みが続くこともあるでしょう。

粘膜が弱くなっているため、軽い摩擦でも出血することがあります。

このような痛みや不快感が続くと、性行為への関心や満足度が低下してしまいます。

③下部尿路症状

萎縮性腟炎(老人性腟炎)の下部尿路症状は、頻尿や尿意切迫感(急に我慢しにくい尿意)、排尿時の痛み、膀胱炎をくり返すなどが中心です。

症状の例詳細
頻尿・夜間頻尿日中のトイレ回数が増え、1回量が少ないことがある
尿意切迫感急に強い尿意が来て、少し待つだけでもつらいことがある
排尿時痛尿を出すときに刺すような痛みを感じる
反復する膀胱炎(尿路感染症)治ったと思っても、また膀胱炎のような症状(頻尿・痛みなど)が再発することも

エストロゲンの減少により、膀胱や尿道の粘膜が萎縮し、外的刺激に対して非常に敏感になります。

粘膜が薄くなることで、少しの刺激でも強い反応が生じてしまい、さらに免疫力の低下によって細菌への抵抗力も弱まるのです。

また、免疫力の低下によって雑菌の繁殖を抑えられなくなり、膀胱炎などの尿路感染症を繰り返すケースもあります。

④おりものの変化

おりものの量や色、臭いに変化が現れるというのも、GSM・萎縮性腟炎の症状の一つです。

乾燥によって腟内常在菌(ラクトバチルス)の数が減少すると、病原菌が増殖して、通常とは異なるおりものが出ることがあります。

おりものの量が減った、黄色や褐色に変化した、嫌な臭いがするという場合には、細菌性腟炎を発症している可能性を疑いましょう。

症状を改善するためには、細菌性腟炎の治療も行う必要があります。

京都院院長   池田先生

デリケートゾーンの乾燥やかゆみ、性交痛、頻尿など日常生活に大きな影響を与えますが、一人で悩まず相談していただくことが大切です。

芦屋院院長   宮崎先生

萎縮性腟炎やGSMの症状は、放置しても改善しませんので、早めに専門医の診察を受けることをお勧めします。

腟炎の治療は
お気軽にご相談ください。

LINE相談はこちらから

各院の予約空き時間はこちら

GSM・萎縮性腟炎を発症する原因

GSM・萎縮性腟炎を発症する原因

更年期以降の女性に多く見られる萎縮性腟炎ですが、実は若い方でも発症する可能性があります。

デリケートゾーンのケアに気を付けていても発症してしまうのは、なぜなのでしょうか。

詳しく解説します。

更年期以降の女性が発症する原因

GSM・萎縮性腟炎が更年期以降の女性に多く見られる理由は、「エストロゲンの減少」にあります。

女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、20代後半から30代前半をピークに、分泌量が徐々に減少します。

更年期には急激に減少するため、腟のうるおいや免疫力が低下して、乾燥やかゆみ、性交痛といった様々な症状が現れるのです。

エストロゲンは、腟だけでなく尿道や膀胱の健康維持にも関わっていることから、頻尿や排尿時痛といった症状が現れるケースもあります。

20~30代の女性が発症するケースもある

厳密にはGSMとは異なるものの、エストロゲンの分泌量が低下する要因があれば、20~30代の若い女性であっても発症する可能性があります。

以下の項目に当てはまる方は、発症に注意してください。

  • 低用量ピルを服用している
  • 月経不順や無月経
  • 産後・授乳中
  • 卵巣摘出術後
  • がん治療中、または治療後(化学療法・放射線療法)
  • 摂食障害や過度な運動による体重減少

萎縮性腟炎は命を脅かすような病気ではありませんが、感染症の発症リスクが高まり、妊娠に影響を与えることがあります。

また、授乳中の女性に起こる同様の症状は「GSL(授乳関連尿路性器症候群)」と呼ばれます。

授乳中は、プロラクチンというホルモンの分泌が増加し、エストロゲンの分泌が抑制されます。

これにより、GSMと同様の症状が現れることがあります。

GSLは一時的な現象ではありますが、授乳期間中のQOL(生活の質)に大きな影響を与えるため、適切な対処が重要です。

発症の疑いがあるという方は、放置せずに医療機関へご相談ください。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

更年期以降の腟の乾燥や不快感は、エストロゲンの減少が原因です。実は20~30代の方でも、低用量ピルの服用や授乳中、無月経などがあれば同じような症状が現れることがあります。

芦屋院院長   宮崎先生

萎縮性腟炎は放置すると感染症のリスクが高まり、妊娠にも影響を与える可能性があります。「年齢的にまだ大丈夫」と思わず、気になる症状があれば早めに医療機関で相談されることをお勧めします。

早期発見のためお早めに
医療法人心鹿会へ
お気軽にご相談ください

\Web予約可能!ご相談はこちらから/

GSM・萎縮性腟炎のセルフチェック方法

自身がGSMや萎縮性腟炎を発症しているかわからないという方は、以下の項目に当てはまるかチェックしてみましょう。

症状カテゴリーチェック項目
腟・外陰部症状□ 腟や外陰部に乾燥やかゆみ、刺激感を感じる
□ 灼熱感や圧迫感がある
□ 外陰部にヒリヒリ感がある​
性機能関連症状□ 性交時に痛みや出血があった
□ 性交時の潤滑不足を感じる
□ 性的満足度が低下した​
下部尿路症状□ トイレが近くなった(頻尿)
□ 急に強い尿意を感じることがある(尿意切迫感)
□ 排尿時に痛みを感じる
□ 膀胱炎を繰り返している​
おりものの変化□ おりものの量が減った
□ 黄色や褐色など、膿のようなおりものが出る​
□ 悪臭のあるおりものが出る​
該当する状況□ 閉経している(GSM)
□ 現在授乳中である(GSL)
□ 授乳を開始してから症状が現れた(GSL)
□ その他、治療などで女性ホルモンが低下するような状況にある​

上記に当てはまった方は、一度受診することをおすすめします。

GSM(萎縮性腟炎)やGSLではなく、他の深刻な病気を発症している可能性もあるので、心当たりがある方は医師に相談してください。

萎縮性腟炎を放置するとどうなる?

萎縮性腟炎を放置すると、慢性化・進行性の症候群として深刻化し、日常生活の質を著しく低下させるリスクが高まります。

以下の表は、放置した場合に起こりうる主なリスクをまとめたものです。

リスクの種類詳細
症状の慢性化・悪化違和感やかゆみ、痛みがさらに強くなり、日常生活に支障をきたす​
性生活への影響痛みにより性生活を避けるようになり、パートナーとの関係にも影響が出る可能性がある
排尿障害のリスク頻尿、排尿時痛、尿失禁などの尿路トラブルが増加する
感染症リスクの上昇腟内環境の変化により、尿路感染症や腟感染症にかかりやすくなる
腟の構造的変化長期間放置すると、腟の狭窄や癒着が進行し、後に治療がしにくくなる

先ほどのセルフチェックで「当てはまるかも」と感じ、2週間以上続く・繰り返す・出血がある場合は、早めに医師へ相談するようにしましょう。

GSM・萎縮性腟炎の治療法

GSM・萎縮性腟炎の治療法

GSM・萎縮性腟炎は、医療機関で治療を受けることで改善が期待できます。

医療機関では、どのような治療が受けられるのでしょうか。主な治療法を4種類ご紹介します。

①保湿剤・潤滑剤

GSM・萎縮性腟炎が原因でデリケートゾーンが乾燥している場合は、保湿剤や潤滑剤が有効です。

外陰部や腟の入り口に保湿ジェルを塗布するという方法で、エストロゲンが含まれないことから、ホルモン剤を使用できない方にもおすすめです。

腟内に塗布したい、腟内感染症があるという方は、使用に際して問題がないか、事前に医師に確認してください。

②ステロイド軟膏

外陰部のかゆみや痛みといった症状が強く現れている場合は、一時的にステロイド軟膏を用いた治療が行われます。しかし根本的な治療ではないため注意が必要です。

ステロイドには強い抗炎症作用があるため、塗布することでかゆみや痛みなどの症状の緩和が期待できるでしょう。

ただし、長期的に使用すると、皮膚が薄くなったり、乾燥が悪化したりする可能性があります。

ステロイド軟膏を使用する場合は、医師の指導に従ってください。

また、使い始めは良かったけれど、使い続けていると症状が悪化してきた、という場合は、ただちにGSMを専門で治療できる病院に相談してください。

③女性ホルモン補充療法

萎縮性腟炎の治療には、女性ホルモン補充療法が有効です。

全身投与の場合は貼り薬や飲み薬が選択されます(保険診療)。

更年期のエストロゲン欠乏に伴う諸症状の緩和を期待する場合には全身投与がよいでしょう。

ホットフラッシュや肩こり、不眠などの症状に悩まれている方におすすめです。

局所投与の場合には腟錠が選ばれます(保険診療)。

陰部へ直接塗り薬もあります(保険外診療)。

一般的にGSM・萎縮性腟炎の治療はまず局所投与から開始するとされています。

しかし、残念なことに乳がんや子宮体がんに罹患した方、血栓症のリスクが高い方はホルモン療法を受けられない可能性があるので、医師と相談して治療法を選択してください。

④レーザー治療(モナリザタッチ・インティマレーザー)

不快な症状をいち早く改善したい、セルフケアは改善が見込めない、ホルモンを使用できない(したくない)などの場合に有効なのが、「モナリザタッチ」「インティマレーザー」などのレーザー治療です。

腟や外陰部にレーザーを照射することで、粘膜組織を活性化させるという方法で、1回あたりの施術時間は20~30分程度です。

1~2ヶ月の間隔で3回の治療を受けることが推奨されていますが、早い方であれば、1回の施術でも効果を実感できるでしょう。

麻酔やメスを使用しない施術であることから、治療後のダウンタイムもほとんどなく、翌日からは普段通りの生活を送れます。

健康保険が適用されないため、1回あたり5~20万円程度の費用がかかりますが、即効性に優れているという点は魅力だといえるでしょう。

京都院院長   池田先生

GSM・萎縮性腟炎でお悩みの患者様には、症状やライフスタイルに合わせて複数の治療法をご用意しております。まずは保湿剤や潤滑剤から始める方も多く、ホルモン剤が使用できない方にも安心してお使いいただけます。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

症状が強い場合は、局所投与の腟錠やレーザー治療も効果的です。特にレーザー治療は1回の施術でも効果を実感される方が多く、ダウンタイムもほとんどありません。

レーザー治療について気になる点がございましたら
お気軽にご相談ください。

LINE相談はこちらから

各院の予約空き時間はこちら

萎縮性腟炎の治療期間

萎縮性腟炎の治療期間は、治療法によって異なりますが、一般的には1〜3か月程度で症状の緩和が期待できます。

治療法変化を感じやすい目安
保湿剤・潤滑剤1〜2か月ほどで徐々に
ステロイド軟膏(※一時的な対処)数日〜1〜2週間程度が目安
ホルモン補充療法(貼り薬・飲み薬など)2週間ほどで効き始め、3か月ほどで落ち着きやすい
レーザー治療(モナリザタッチ等)1回で実感する方もいます

治療期間は個人差がありますが、適切な治療法を選ぶことで数週間から3か月程度で症状が緩和されることが多いです。

症状が改善した後も維持療法として継続が必要になる場合があります。

萎縮性腟炎の診断と検査

萎縮性腟炎の診断では、問診と内診を基本に、おりもの検査や細胞診などの追加検査を組み合わせて行います。

以下では、具体的な検査方法と診断のポイントについて詳しく解説します。

検査方法

萎縮性腟炎の検査は、問診と内診を基本として、必要に応じて追加検査を行います。

他の病気との鑑別が重要であり、適切な治療法を選択するために正確な診断が必要だからです。

検査項目検査内容目的
問診月経歴、症状の経過、閉経からの年数を確認​症状の背景を把握する
内診外陰部や腟粘膜の状態、点状出血の有無を観察​萎縮の程度を確認する
おりもの検査細菌培養や顕微鏡検査で病原体を調査​感染症の有無を調べる
細胞診腟壁の細胞を採取して検査​萎縮や炎症の状態を確認する
ホルモン検査血液検査でエストロゲン値を測定​ホルモン低下の状態を調べる

内診では腟粘膜の色や厚さ、潤いなどを観察し、閉経前後の症状で他に明らかな原因がなければ萎縮性腟炎と診断されます。

診断のポイント

萎縮性腟炎の診断では、外陰部と腟粘膜の視診による観察が重要なポイントになります。

これは、悪性腫瘍や性感染症などの他疾患を除外した上で、萎縮の進行度を正確に把握する必要があるからです。

観察項目確認するポイント目的
大陰唇の状態たるみの有無​加齢による萎縮の進行度を評価
皮膚の厚み外陰部の皮膚が薄くなっていないか​エストロゲン低下の影響を確認
乾燥の程度ひび割れまで生じていないか​乾燥による組織損傷の程度を判断
炎症の有無赤く荒れた様子がないか​炎症の重症度を評価
掻き壊しの跡皮膚が白く厚くなっていないか​長期間の症状継続を推測
腟粘膜の状態薄くなっている様子や点状出血​腟壁の萎縮度を確認
おりもの性状や色の変化​細菌感染の有無を調べる

診断では、おりもの検査で性感染症を除外します。その上で腟壁の赤くただれた感じや点状出血の有無を総合的に判断して診断を確定します。

このように複数の観察ポイントを組み合わせることで、正確な診断が可能となります。

GSM・萎縮性腟炎(老人性腟炎)のセルフケア方法

医療機関で治療を受けることで改善できますが、すぐに受診することは難しいという方もいるかもしれません。

症状を抑えるためには、どのような方法でケアを行えば良いのでしょうか。

症状別に自宅でできるケア方法をご紹介します。

【乾燥が気になる場合】デリケートゾーンを保湿する

乾燥によるかゆみや痛みが気になるという方は、ワセリンやデリケートゾーンにも使用可能なクリームで保湿を行いましょう。

一般的なドラッグストアや通販サイトで購入しても良いですが、どの製品を選べば良いのかわからないという方は、婦人科にご相談ください。

保湿は重要ですが、デリケートゾーンが蒸れると細菌繁殖のリスクが高まります。

通気性や吸湿性に優れた下着を着用して、清潔に保つように心がけましょう。

【性交痛が気になる場合】潤滑ゼリーを使用する

性交時に痛みを感じる方は、潤滑ゼリー(潤滑剤)を使用することで摩擦を減らせます。

市販の潤滑ゼリーには、サラサラとした質感のウォーターベースや、こっくりとした質感のオイルベースなど、様々なタイプが存在します。

また、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分が配合された潤滑ゼリーもあるので、自身に合う製品を探してみましょう。

性交時の痛みが強い、出血があるという場合は、パートナーに相談して無理に性行為は行わないようにしてください

また、出血が継続する場合には必ず医療機関で検査を受けましょう。

芦屋院院長   宮崎先生

乾燥や性交痛など、症状に合わせた対処法を取り入れることで、日常生活の不快感を軽減できる可能性があります。

医療法人    心鹿会     理事長     二宮先生

ただし、症状が強い場合や出血が続く場合は、無理をせず必ず医療機関での検査を受けてください。

医療法人心鹿会では
全て女性スタッフが対応いたします。

\ご相談はこちらから/

GSM・萎縮性腟炎に関するよくある質問

症状や原因、治療法について理解したものの、まだ不安や疑問が残っているという方もいるでしょう。

最後に、萎縮性腟炎に関するよくある質問をQ&A形式でご紹介します。

医療機関を受診しようか迷っているという方は、ぜひご一読ください。

1.GSM・萎縮性腟炎は自然に治る?

GSM・萎縮性腟炎は、自然に治ることはありません。

発症の原因は、エストロゲンの分泌量の減少にあります。

放置していると、症状の慢性化・悪化や、性生活の満足度の低下につながります。

また、感染症のリスクが高まり、性感染症や尿路感染症を発症する可能性が出てくるので、気になる症状がある方は、我慢せずに婦人科を受診しましょう。

2.治療期間の目安は?

個人差がありますが、数週間から3ヶ月程度で症状の緩和が期待できるでしょう。

基本的にエストロゲンが自然に分泌されるようにはならないため、症状が緩和した後にも、維持療法として治療の継続が必要です。

症状が治まるまでは集中的に治療を行い、症状の緩和後には通院回数を減らすといった具合に、治療の頻度を調整することが可能です。

3.エストロゲンを使った治療は危険?

腟錠やクリームなどを用いた局所的な投与であれば、エストロゲンの血中濃度はほとんど変わらないため、副作用が現れるリスクは低いといえるでしょう。

しかし、エストロゲンは乳がん細胞の増殖を促進する可能性があるので、事前に乳がん検診を受けることをおすすめします。

乳がん治療中の方やホルモン療法を受けられない方は、医師と相談して治療法を決めてください。

ヨーグルトは萎縮性腟炎に効果がありますか?

ヨーグルトは萎縮性腟炎に直接的な治療効果があるわけではありませんが、症状緩和をサポートする可能性があります。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌が腸内環境を整えることで、腟内環境の改善にもつながると考えられているためです。

腸内と腟内のフローラ(細菌叢)は密接に関連しており、乳酸菌を含む食品やサプリメントの摂取による「腸活」はGSM症状の緩和に有効なアプローチの一つとされています。

ただし、ヨーグルトは補助的な役割であり、萎縮性腟炎の根本的な治療には医療機関での治療が必要です。

萎縮性腟炎の治療薬は市販で購入できますか?

萎縮性腟炎の治療薬は市販では購入できますが、自己判断での使用はおすすめできません。

萎縮性腟炎の主な治療法がエストロゲン製剤(腟坐剤・クリーム・貼り薬)やステロイド軟膏による治療となるためです。

これらは医師の診断と処方箋が必要な医療用医薬品に該当します。

また、市販薬もドラッグストアなどで販売されていますが、人によっては症状が悪化することも報告されており、できる限り医療機関を受診することが推奨されています。

ワセリンは萎縮性腟炎に効果的ですか?

ワセリンは萎縮性腟炎そのものを治療する効果はありませんが、症状を和らげる補助的なケアとして有効です。

ワセリンは天然の石油由来の成分でできた鉱物油で、塗った場所に油膜を張ることができます。

この油膜が外からの刺激をガードしてくれるため、乾燥感やヒリヒリ感の強い部分に塗布すると症状の緩和が期待できます。

また、保湿剤を塗った上からワセリンを重ねることで、水分をより閉じ込めて乾燥を防ぐ効果も得られます。

GSM・萎縮性腟炎にお悩みの方は医療法人心鹿会へご相談ください

GSM・萎縮性腟炎にお悩みの方は医療法人心鹿会へご相談ください

デリケートゾーンやおりものの異常を放置していると、日常生活に支障をきたす可能性があります。

また、原因がわからないまま放置していると、大きな病気につながる可能性もあります。

萎縮性腟炎の疑いがある、萎縮性腟炎かわからないけれど体に異変を感じているという方は、一度医療機関を受診しましょう。

デリケートゾーンのトラブルに悩んでいるという方は、医療法人心鹿会へご相談ください。

当院では、婦人科や泌尿器科の治療はもちろん、GSM治療も専門で行っており様々な治療方法のご提案が可能です。

さらに女性性機能の治療も行っています。

医師をはじめとしたスタッフは全員女性ですので、デリケートな問題もまずはお気軽にご相談ください。

GSMや萎縮性腟炎でお悩みがある方は
お気軽にご相談ください

医療法人心鹿会では
LINE相談も可能です

LINE相談はこちらから

各院の予約空き時間はこちら

心斎橋院

京都院

芦屋院

この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。

この記事の監修者
鎌田 良子

兵庫医大医学部卒業。泌尿器科専門医、そして腹腔鏡手術・内視鏡手術のエキスパートとして執刀医または後輩の指導育成にあたる。プライベートではトライアスロンでもっとも名のあるアイアンマン70.3世界選手権出場、完走を果たす。