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2025.09.10

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女性が感じる方法について解説!オーガズムの種類や仕組み、感じにくい場合の治療方法もご紹介

女性が感じる方法について解説!オーガズムの種類や仕組み、感じにくい場合の治療方法もご紹介

「セックスをしても気持ちが良いと感じられない」、「そもそもイクという感覚がわからない」という方は少なくありません。

男性とは異なり、女性が性行為の中で自然に絶頂を体感することは簡単ではありませんが、練習や経験を重ねると感覚を掴みやすくなります。

セックスを楽しいと思えない、行為の度にイク演技をしているという方は、まずは感覚をつかむ練習を行いましょう。

また、「セルフプレジャーでは達することができるのに、パートナーとの性行為では難しい」といった悩みをもつ女性も少なくありません。

なぜ、自分ではいけるのに、セックスではいけないのでしょうか。

今回は、女性のオーガズムの仕組みについて解説します。

種類や性行為の中で感じる方法、性的快感が得にくい場合に医療機関で行われる治療方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

「オーガズム」とは?

性的快感を得ることで興奮が高まり、ピークに達することを「オーガズム」といいます。

一般的な表現には「イク」や「性的絶頂」という言い方もありますが、医学用語では「orgasm(オルガスムス)」といいます。

男性の場合は射精という形で明確に確認できますが、女性の場合も腟や骨盤底筋群のリズミカルな収縮、全身の筋緊張、皮膚の紅潮など、観察可能な身体的変化が起こります。

これらの変化の程度には個人差がありますが、多くの女性は自分の身体の反応を明確に認識できるはずです。しかし、自分ではよくわからない、と思っている女性も多いようです。

自分でオーガズムを判断できない女性の場合は、どのように判断すれば良いのでしょうか。また、オーガズムに達することによってどのような効果が得られるのでしょうか。

以下で詳しく解説します。

オーガズムの感覚

性的な刺激から得られる感覚は、人によって異なります。

個人差があるため一概にはいえませんが、以下のように表現されることが多いです。

  • 電気が流れるように全身がビリビリする
  • ジェットコースターが落下するときのようなフワッと浮く感じ
  • 全身がけいれんした後、スッと力が抜ける
  • 無意識に腟がギュッと引き締まり、全身を快感が駆け抜ける
  • 快感の波が押し寄せて、ピークに達すると目の前が真っ白になる

上記のような感覚をまだ経験していないという方は、感覚をつかむ練習を行いましょう。

期待できる効果

体に刺激を受けて性的興奮が起こると、脳内で「オキシトシン」が放出されます。

オキシトシンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれます。

性行為やセルフプレジャー(マスターベーション)に限らず、家族や友人とコミュニケーションを取ったり、ペットとスキンシップを取ったりすることでも放出されるという点が特徴です。

脳内でオキシトシンが放出されると、ストレス軽減や睡眠の質が向上するといった効果が期待できます。

また、ネット上では「オーガズムでホルモンが整い、美肌になる」という表現を見ることがありますが、これはやや誇張された表現です。しかし、科学的にはオーガズムや性活動が精神的安定やホルモン状態にプラスに働き、結果的に肌を含めた健康に良い影響を与える可能性はあります。

女性のオーガズムが起こる仕組み

女性のオーガズムが起こる仕組み

性行為の中で感じる性的興奮は、女性の場合、主に4つの段階に分かれます。

それぞれの段階に現れる体の変化について解説します。

①興奮期

性的な刺激を受けて、体に反応が起こる最初の段階が「興奮期」です。

心拍数や血圧が上昇し始め、腟やクリトリス(陰核)、乳首などに充血が起こって赤みを帯びます。

また、腟壁から分泌液が出て、「濡れる」状態になります。

腟にうるおいはあるものの、早い動きで前戯を行ったり、無理に挿入を行ったりすると、強い痛みを感じることがあるでしょう。

体が反応し始めて間もない段階なので、時間をかけてゆっくりと興奮を高めることが大切です。

②高原期

興奮が高まって体内の血流が促進され、腟やクリトリスが赤みを帯びて、よりふっくらと隆起する段階が「高原期」です。

高原期に入ると、腟壁の厚みが増して、血圧や脈拍、呼吸数が高まります。

性的興奮が続くと、やがて腟口がキュッと引き締まり、腟の奥が風船のように膨らむ「バルーン現象」が起こります。

一説には、精子を貯め込むために起こる現象だと考えられており、腟を意識的にコントロールして動かすことはできません。

男性器を挿入するのにおすすめのタイミングであり、このまま性行為に集中することで、ピークを迎えやすくなります。

③絶頂期(オーガズム期)

興奮がピークに達して「絶頂期(オーガズム期)」の段階に入ると、筋肉がけいれんして腟に強い収縮が起こります。

これまで緊張していた骨盤底筋群(腟や子宮、肛門などの周辺にある筋肉)に収縮運動が起こり、絶頂に達するのです。

これらの現象は意識的に起こすものではなく、無意識下で自然に起こる体の反射だと考えられています。

そのため、無理に快感を得ようとして心身が緊張状態に陥ると、絶頂を迎えることは難しいといえるでしょう。

性行為の中では「イク」ことだけにこだわるのではなく、体の反応を見て、パートナーと理解し合うことが大切です。

④消退期

絶頂を迎えた後、性的興奮によって体に起こっていた変化が落ち着き、元に戻っていく段階が「消退期」です。

呼吸や心拍数が徐々に減少して血流が落ち着き、腟の収縮も治まります。

女性の場合は、男性と比較すると消退期が長く、ゆるやかに収束する傾向にあります。

性的興奮がなかなか治まらず、余韻が長引く方もいるでしょう。

女性のオーガズムの種類

性感帯や感じる部位によって、いくつかの種類に分けられます。

性器の中でも、性的興奮が起こりやすいとされる部位をいくつかご紹介します。

外イキ:クリトリス

一般的に「外イキ」とは、外性器(女性器の外側)にあるクリトリスと呼ばれる性感帯を刺激して、快感を得ることを指します。

クリトリスは男性器の亀頭に相当する部位であり、女性にとっても快感を得やすい部位の一つです。

性的刺激を受けると、クリトリスも亀頭同様に膨張して硬くなります。

目で見て確認できる上に、指でも触れやすいことから、性行為に慣れていない方でも絶頂に達しやすいといえるでしょう。

ただし、神経が多く集まっているため、強く刺激し続けると痛みを感じやすいという点には注意が必要です。

中イキ:Gスポット

一般的に「中イキ」と呼ばれる現象は、腟前壁付近の刺激により生じる快感を指します。

この部位は俗に『Gスポット』と呼ばれてきましたが、医学的には独立した解剖学的構造ではなく、クリトリスの内部構造、尿道周囲組織、スキーン腺などが複合的に関与する『クリトリス・尿道・腟複合体』として理解されています。

腟前壁の入り口から3~5cm程度の位置にある領域は、尿道を支えている部分にあたります。

この部位は他の腟壁と比べて腟ヒダ(rugae)がより発達し、やや硬い質感を持つことがあるため、触診時に周囲と異なる感触として認識されることがあります(いわゆるザラザラと表現される部分)。

この領域への刺激で性的快感を得られる女性もいますが、解剖学的な個人差が大きく、質感の違いと性的感度との間に必然的な関連性はありません。

奥イキ:ポルチオ

Gスポットよりもさらに奥に位置するポルチオを刺激して性的快感を得ることは、一般的に「奥イキ」と呼ばれています。

ポルチオとは子宮口付近にある性感帯で、クリトリスやGスポットよりも性的快感を得ることが難しいといわれています。

しかし、ゆっくりと時間をかけて刺激することで、強い性的快感が得られるという点が特徴です。

ポルチオへの刺激で絶頂に達したという経験を持つ女性は少なく、性行為に慣れていない方がポルチオを強く刺激されると、強い痛みを感じることがあります。

奥イキを目指したい場合は、ゆっくりと挿入を行いながら、腟内の感覚の変化をつかむところから始めましょう。

【効果的なアプローチ】

  • 下腹部を手のひらで優しく圧迫しながら刺激すると、子宮の位置が安定し、より的確な刺激が可能になります
  • 恥骨の少し上あたりを、ゆっくりと押さえるような圧迫が効果的
  • 急激な圧迫は不快感につながるため、徐々に圧を加えることが重要です

十分な興奮と潤滑がない状態での刺激は、痛みの原因となるため注意が必要です。

また、下腹部の圧迫も個人差があり、不快に感じる場合は無理に行わないようにしましょう。

女性がオーガズムを感じる方法

オーガズムを感じる方法

性行為を行っても、なかなか性的興奮が起こらないという方は少なくありません。

どのような方法を試せば、性的興奮を得られるようになるのでしょうか。

誰もが自宅で試せる方法を5つご紹介します。

①リラックスできる環境を整える

体が緊張状態にあるとオーガズムを感じにくいので、まずはリラックスできる環境を整えることが大切です。

心身共にリラックスできるように、パートナーとの信頼関係を深めましょう。

性行為を行う前には、二人でゆっくりと会話をして、緊張状態を和らげると良いでしょう。

部屋の照明を落としたり、好きな音楽を流したりと、落ち着ける環境を作り出すこともおすすめです。

②前戯には時間をかける

女性の性的興奮は、男性と比較するとゆるやかに高まる傾向にあるため、時間をかけて前戯を行う必要があります。

男性本位で性行為を行うと、挿入と射精に集中してしまい、女性が性的快感を得ることは難しいといえるでしょう。

女性の性的興奮が十分に高まらない状態で挿入を行うと、痛みを感じて、より絶頂を迎えることが難しくなってしまいます。

心身の緊張を和らげるためにも、パートナーに相談して、ゆっくりと時間をかけて前戯を行いましょう。

③感じやすい体位を探す

セルフプレジャーではオーガズムを感じられるのに、パートナーとの性行為になると感じられないという方は、体位を変えてみましょう。

体位によって、腟に挿入した指や男性器があたる角度は変わります。

いつも正常位でばかり性行為を行っているという方は、後背位(バック)や座位などを試してみると良いでしょう。

性的快感を得られるポイントを探せると同時に、パートナーとの性行為のマンネリ解消にもつながります。

④腟トレ(骨盤底筋トレーニング)を行う

性的快感を得たいという方には、「腟トレ(骨盤底筋トレーニング)」もおすすめです。

女性のオーガズムは、骨盤底筋群の収縮によって起こるため、鍛えることでより感じやすくなります。

腟トレを行うと、尿漏れ・子宮脱の予防や、冷え性・生理痛の改善などの効果も期待できます。

▼腟トレのやり方

  • 仰向けの姿勢になる
  • 腟や肛門を引き上げるイメージで、ゆっくりと息を吐く
  • そのままの状態で3~10秒程度キープする
  • 3~10秒程度の時間をかけてゆっくり力を抜く
  • 10回を1セットとして、朝・晩の1日2回行う

⑤セルフプレジャーを行う

感度を向上したいという方は、セルフプレジャーを試してみると良いでしょう。

性感帯を刺激しているのに性的快感が得られない場合は、まだ十分に開発できていない可能性があります。

性感帯は、繰り返し刺激を与えることでオーガズムに達しやすくなるので、日頃から練習しておくことをおすすめします。

指やグッズを使用してセルフプレジャーを行い、どの部位を刺激すると気持ちが良いのかチェックして、性行為を行う際にパートナーに伝えましょう。

感じられないのは「オーガズム障害」が原因?

練習や経験を重ねても、なかなか性的快感が得られないという場合は「オーガズム障害(FOD)」の可能性があります。

オーガズム障害とは、性行為の中で絶頂に達することが難しい、もしくはできない状態を指します。

痛みや環境など様々な要因で起こるため、明確な原因はわかっていません。

しかし、医療機関では、ホルモン治療や認知行動療法、エネルギーデバイスによる治療などで改善が期待できます。

一度もオーガズムに達したことがない、以前のように感じられなくなったという方は、婦人科や女性性機能を専門とする医療機関へご相談ください。

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オーガズムが感じられない場合の治療方法

オーガズムが感じられない場合の治療方法

医療機関を受診することで、性的興奮が起こりにくい状態を改善できる可能性があります。

オーガズム障害であるかわからないけれど、性的快感が得られない。オーガズムを感じる方法を試したものの改善できなかったという方は、医療機関を受診しましょう。

最後に、オーガズムが感じられない場合に、医療機関が行っている治療方法をご紹介します。

ヒアルロン酸注入

腟壁やGスポットへ、注射器を用いてヒアルロン酸を注入するという方法です。

腟壁にヒアルロン酸を注入し、腟壁全体を隆起させて腟圧を高めます。

腟のゆるみが解消されることで、男性器の摩擦を感じやすくなり、性的快感を得やすくなるでしょう。

また、Gスポットへ注入することで、ふっくらと隆起して男性器にあたりやすくなり、感度がアップする効果も期待できます。

レーザー治療(モナリザタッチ、インティマレーザー、ウルトラフェミー)

腟のゆるみが原因でオーガズムを感じにくい場合は、モナリザタッチに代表されるエネルギーデバイスを用いた治療も有効です。

モナリザタッチは、腟や外陰部の粘膜・皮膚に炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を照射することで、粘膜組織を活性化させるという治療方法です。

効果の現れ方は人によって異なりますが、1~3回程度の施術で実感できるでしょう。

モナリザタッチの施術を受けると、感じやすくなるというだけでなく、性交痛や腟乾燥の改善も期待できます。

クリトリス包茎手術

クリトリスが包皮(皮膚)で覆われている場合は、「クリトリス包茎手術」で改善できる可能性があります。という広告をみることがあると思いますが、これは大きな間違いです。クリトリス包茎と書くと、まるで病気のように思われますが、クリトリスが包皮で覆われてることは正常であり、オーガズム障害とは直接関連しません。

クリトリス包茎手術で感度がよくなったという個人的な体験を否定はしませんが、医学的に正しい処置ではありません。

手術によって、神経障害が生じ感度に変化が起こる可能性や、繊細な部分が露出することで過敏になりすぎて日常生活に支障が生じる可能性、また手術時の瘢痕形成の可能性などデメリットもあげられます。

一方で、手術によってオーガズム障害が改善する人も存在します。

クリトリスと包皮がなんらかの原因で炎症を起こし癒着していた場合です。

手術でクリトリスと包皮の癒着剥離しそれぞれの動きをスムーズにすることで正常な感度にもどる可能性があるからです。

しかし、その場合においても包皮を不要に切除する必要はなく、癒着を剥離する作業だけで改善する可能性があります。

いずれにせよ、オーガズム障害を治療するためのクリトリス包茎手術をすることには慎重になるべきです。

薬物治療

オーガズム障害の治療には、薬物療法も選択肢の一つとして検討されることがあります。

【現在の処方薬の見直し】

抗うつ薬(SSRI等)や降圧薬など、性機能に影響を与える可能性のある薬剤を服用している場合は、主治医と相談の上、薬剤の変更や調整を検討します。

【体質改善アプローチ】

  • 漢方薬による全身状態の改善
  • ホルモンバランスの評価と必要に応じた補充療法
  • 生活習慣の改善指導

【補助的な薬物療法】

  • デジレル(トラゾドン):一部で性機能改善効果が報告(保険適応外)
  • 血流改善薬:骨盤内血流の改善による間接的効果
  • 局所的なエストロゲン製剤:腟の潤滑改善

【注意点】

オーガズム障害に対する特効薬は現在のところ存在せず、多くの治療は適応外使用となります。

また、性欲低下(HSDD)とオーガズム障害は異なる病態であり、治療アプローチも異なります。

性欲があってもオーガズムに達しない場合は、薬物療法よりも他の治療法が優先されることが多いです。

日本では多くの薬剤が保険適用外となっていますが、個々の状況に応じた治療選択肢について、専門医と相談することが重要です。

新しい治療法の可能性

【低出力体外衝撃波療法(LI-ESWT)】

男性のED治療で実績のある低出力体外衝撃波療法が、女性の性機能障害にも応用され始めています。

この治療法は、低出力の衝撃波を性器周辺に照射することで

  • 血管新生の促進
  • 神経機能の改善
  • 組織の再生促進

などの効果が期待されています。

2025年の国際学会でも女性の性機能改善に関する症例が報告されています。痛みを伴わない非侵襲的な治療法として、今後の発展が期待される分野です。

ただし、現時点では

  • 長期的な効果や安全性についてはさらなる研究が必要
  • 日本では保険適用外の自由診療
  • 施術可能な医療機関が限られている

という状況です。

興味のある方は、この治療法について経験のある専門医療機関にご相談ください。

マスターベーション習慣とオーガズム障害の関係

「セルフプレジャーでは達することができるのに、パートナーとの性行為では難しい」という悩みを持つ女性は少なくありません。この状況には、いくつかの要因が考えられます。

【特定の刺激パターンへの固定化】

長年同じ方法でのみセルフプレジャーを行っていると、その特定の刺激にのみ反応するようになることがあります。

特に以下のような方法は、パートナーとの性行為で再現が困難です。

  • 強い圧迫刺激(太ももを強く閉じる、うつ伏せで圧迫など)
  • 非常に速い刺激
  • 特定の角度や部位への限定的な刺激
  • 極度に緊張した姿勢での刺激

【なぜ問題になるのか】

これらの方法は決して「間違い」ではありませんが、以下の理由でパートナーとの性行為での満足感を得にくくする可能性があります。

1. 刺激の強度の違い

  • 圧迫による刺激は、通常の性行為よりも強い刺激となることが多い
  • 神経が強い刺激に慣れてしまい、通常の刺激では反応しにくくなる

2. 血流の問題

  • 過度な圧迫は血流を制限し、一時的な虚血状態を作り出す
  • この特殊な状況でのみオーガズムに達する習慣ができてしまう

3. 筋緊張パターンの固定

  • 特定の姿勢や筋緊張でのみ達する習慣ができる
  • リラックスした状態では逆に達しにくくなる

【改善へのアプローチ】

この状況は「治療」が必要な病気ではなく、神経系の適応の問題です。以下の方法で徐々に改善できる可能性があります

1. 刺激方法の多様化

   – 様々な方法でセルフプレジャーを試す

   – 徐々に優しい刺激に移行する

   – 潤滑剤を使用して摩擦を減らす

2. リラックスした姿勢での練習

   – 仰向けなど、性行為に近い姿勢で行う

   – 全身の力を抜いた状態で行う

3. 時間をかけた移行

   – 急激な変更は逆効果になることがある

   – 数週間から数ヶ月かけて徐々に変化させる

4. パートナーとのコミュニケーション

   – 自分にとって効果的な刺激を伝える

   – プレッシャーを感じない環境作り

【重要な注意点】

  • これは個人の多様性の一つであり、必ずしも「治す」必要はありません
  • パートナーとの関係性や心理的要因も大きく影響します
  • 自己批判せず、自分のペースで向き合うことが大切です

専門的なサポートが必要な場合は、性機能外来での相談をお勧めします。

性機能に関するお悩みは医療法人心鹿会へご相談ください

性行為に関するトラブルは、周囲の人にはなかなか相談できないものです。

オーガズムを感じられない、性行為を苦痛に感じているという方は、医療法人心鹿会へご相談ください。

当院では、婦人科・女性泌尿器科・女性性機能などの診療を行っております。

性機能に詳しい医師が、患者様のお悩みに寄り添い、適切な治療方法をご提案いたします。

医師をはじめとしたスタッフは全員女性ですので、「オーガズムを感じられない」、「腟が濡れにくくて性行為の際に痛みを感じる」など、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。

この記事の監修者
鎌田 良子

兵庫医大医学部卒業。泌尿器科専門医、そして腹腔鏡手術・内視鏡手術のエキスパートとして執刀医または後輩の指導育成にあたる。プライベートではトライアスロンでもっとも名のあるアイアンマン70.3世界選手権出場、完走を果たす。