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2025.03.25

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会陰部が切れる原因は?性交渉中の痛みの原因や治療方法、予防方法について解説

会陰部が切れる原因は?性交渉中の痛みの原因や治療方法、予防方法について解説

腟口と肛門の間の領域を「会陰(えいん)」といいます。ここには皮膚だけでなく、筋肉や結合組織などの軟部組織も含まれています。

会陰部に強い刺激を与えたり、強い力で引っ張ったりすると、会陰の皮膚が切れて痛みを感じることがあります。

性行為を行うと切れる、繰り返し切れているという方もいるでしょう。

今回は、会陰が切れる原因や具体的な治療方法について解説します。

会陰が切れるのを防ぐ方法もご紹介しますので、痛みが気になるという方はぜひ参考にしてください。

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目次

性交渉中に会陰部が切れるのはなぜ?

性交渉中に会陰部が切れるのはなぜ?

性行為を行うと会陰部が切れてしまうのは、なぜなのでしょうか。また、切れやすいのはどのような特徴を持つ方なのでしょうか。

まずは、会陰部が切れる原因や、切れたときの具体的な症状について解説します。

会陰部が切れる原因

腟口が狭い方や皮膚が薄い方は、会陰が切れる「会陰裂傷(えいんれっしょう)」が起こりやすい傾向にあります。

さらに性行為や加齢によって皮膚が乾燥した状態になると、より会陰裂傷が起こりやすくなってしまいます。

会陰部は腟口と肛門の間に位置する組織で、皮膚だけでなく筋肉や結合組織も含まれています。この部分は他の部位に比べて伸展性に限界があり、性交などで強い力がかかると裂傷しやすい構造になっています。また、腟の乾燥やホルモンバランスの変化によって組織の弾力性や潤滑性が低下すると、さらに裂傷が起こりやすくなります。

病気が原因となって会陰が切れやすくなっている方は、適切な治療を受けることで改善できるでしょう。

原因がないのに会陰が切れやすいという方は、デリケートゾーンのケアを行うことで改善できる可能性があります。

会陰部が切れたときの症状

会陰が切れると、ヒリヒリとした痛みを感じたり、少量の出血が起こったりします。

激痛というほどの強い痛みはありませんが、数日間は尿やお湯がしみて、ヒリヒリとした痛みが続くでしょう。

人によって出血が起こることもありますが、おりものシートで対処できる程度の少量であるケースがほとんどです。

会陰が一度切れてしまうと、性行為を行った際に「また切れてしまうかもしれない」と不安がよぎって、より切れやすくなることがあります。

緊張によって体に力が入ると会陰部に負荷が加わってしまうので、繰り返し会陰裂傷が起こっているという場合には、精神的なケアも必要となります。

会陰部が切れた場合の治療方法

会陰部が切れた場合の治療方法

切れて痛みが気になる場合は、保湿剤や局所ホルモン薬などの外用薬を用いて痛みを緩和したり切れにくくすることができます。

また、そのような外用薬の治療だけでは繰り返し会陰が切れてしまう場合は「レーザー治療」も有効です。

元々腟口が狭い方や皮膚の薄い方、腟が乾燥気味の方は、会陰が切れやすい傾向にあります。

レーザー治療を行うことで、腟内の組織を刺激してコラーゲンの生成を促します。

腟がうるおい、ふっくらとした弾力が出るため、会陰部の皮膚に柔軟性が生まれて切れにくくなるでしょう。

レーザー治療は、会陰部だけでなく、外陰部や腟内部の痛みの改善にも有効です。

性行為を行うとデリケートゾーンに痛みを感じるという方は、婦人科や女性性機能の治療を専門とする医療機関へご相談ください。

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性交渉時に感じる会陰部以外の痛み

性行為を行うと、会陰部だけでなく、腟の入り口や奥にも痛みを感じることがあります。

これらの痛みは、総じて「性交痛」と呼ばれています。

性交痛が起こる原因は、一体何なのでしょうか。また、どのように対処すれば良いのでしょうか。詳しく解説します。

腟の入り口の痛み

腟の入り口付近に痛みがある場合は、会陰部ではなく「前庭部」に原因があるのかもしれません。

美容外科のような専門的ではない医療機関では、「処女膜」と呼ばれる腟の開口部にある粘膜が痛みの原因だと診断を受けることもあるようですが、それは正しい理解ではありません。

処女膜は分厚い構造物であり、疼痛に関する神経はほとんど存在しないため、そこに強い痛みが生じることはほとんどありません。

処女膜が付着している前庭部という薄い粘膜部分が感覚を伝える役目をしていて、前庭部の状態が薄過ぎたり、痛みを伝える神経が通常よりも多かったりすると、腟の入口に痛みを感じると考えられます。

「処女膜強靭症」と呼ばれる状態もあり、英語では「インペルフォレート・ハイメン(imperforate hymen)」と表現されます。

これは処女膜に開口部がない、または非常に小さく硬い状態を指します。

開口が小さ過ぎるために挿入ができないだけで、処女膜強靭症だけであれば痛みは伴いません。

「処女膜切開」と呼ばれる手術方法で対処できるので、医療機関へご相談ください。

挿入時には問題がないのに、常時腟の入り口付近に痛みを感じるという場合には、皮膚炎や感染症も原因として考えられます。

また、加齢が原因で腟が乾燥しやすくなっている可能性も考えられるでしょう。

病気が原因である場合は症状が悪化してしまう可能性があるので、痛みの原因がわからないという方は、一度婦人科で診察を受けることをおすすめします。

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腟の奥の痛み

腟の入り口ではなく奥が痛む場合は、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気を発症している可能性があります。

性行為の際に摩擦が起こって痛みが出ることもありますが、痛みが長く続く場合には、婦人科系の疾患を疑いましょう。

放置すると悪化してしまう可能性があるので、早急に医療機関を受診することをおすすめします。

病気以外の原因では、加齢による腟の乾燥も考えられるでしょう。

加齢に伴ってエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が減ると、腟内が乾燥しやすくなります。

うるおいが減ることで、性行為を行った際に腟の奥に痛みを感じることがあるのです。

腟の乾燥が原因で痛みが起こっている場合は、レーザー治療で改善できる可能性があります。

モナリザタッチやインティマレーザーを取り扱っている婦人科系のクリニックに相談して、痛みの緩和を目指しましょう。

その他に、肛門近くに排泄不十分な便が残っていることによって、挿入時に腹部に響くような痛みが出ることも多いです。

自身では痛みの原因がわからないという方は、まずは医療機関を受診して痛みの原因を調べてもらいましょう。

会陰部が切れるのを防ぐ方法

会陰部が切れるのを防ぐ方法

性行為を行う度に会陰が切れてしまうと、性行為自体を苦痛に感じるようになってしまいます。

会陰が切れないようにするには、どのような対処方法をとれば良いのでしょうか。

具体的な予防方法をご紹介します。

①デリケートゾーンを保湿する

デリケートゾーン(外陰部や腟周辺)は、元々粘膜による自浄作用があるため、健康な状態であれば日常的に特別な保湿を行う必要はありません。

しかし、年齢やホルモンバランスの変化、あるいは皮膚トラブルなどで乾燥やかゆみ、性交時の痛みなどの症状が出る場合は、原因に応じたケアが重要です。

特に、知らず知らずのうちに洗い過ぎてしまっている方や、更年期以降や産後でエストロゲンが低下している方などは、外陰部や腟の乾燥が起こりやすいとされています。

乾燥や痛みが気になる場合は、必要に応じて低刺激性の保湿剤を用いることが勧められます。

一般的な顔や体用のスキンケア製品の中には、粘膜への使用が想定されていないものもあり、刺激が強かったり、腟内環境を乱す成分を含んでいたりする場合があります。

製品を選ぶ際には、粘膜への使用が可能かどうかを必ず確認し、刺激の少ないタイプを選択しましょう。

また、自己判断で保湿剤を使い続けても症状が改善しない場合や、性交時の痛みや不快感が長引く場合は、感染症やホルモン変化、皮膚疾患など、別の原因が隠れている可能性があります。

早めに婦人科を受診して、適切な治療や指導を受けることが大切です。

②水分補給を行う

デリケートゾーンの乾燥が気になるときには、まず全身の水分バランスを保つために、こまめに水分補給を心がけましょう。

スキンケアアイテムで外から保湿を行うだけでなく、体の内側からも水分を十分に摂ることが大切です。

ただし、水分補給を増やせばデリケートゾーンの乾燥が直接的に改善するという明確なエビデンスは、今のところ十分に示されていません。

乾燥が気になる場合や症状が続く場合は、ホルモンバランスを含む他の要因も考慮し、専門医に相談するようにしましょう。

③リラックスする

パートナーと性行為を行う際には、リラックスしてストレスを緩和しましょう。

不安を感じたり、緊張していたりすると、体に力が入って会陰が切れやすくなってしまいます。

また、うるおいが失われて皮膚が乾燥し、会陰裂傷が起こりやすくなってしまうので、性行為の前には極力リラックスすることを心がけましょう。

パートナーとコミュニケーションを取って、緊張を和らげることが大切です。

④性行為の方法を変える

デリケートゾーンのケアを行っていても会陰が切れやすいという方は、性行為の方法を見直してみましょう。

会陰部に負担のかかる態勢を取ったり、無理な挿入を行ったりすると、皮膚が伸びて切れやすくなってしまいます。

性行為中に痛みを感じたら、我慢せずにパートナーに相談しましょう。

痛みがあることを正直に伝えて、無理のない方法を一緒に探してください。

⑤病気の治療を受ける

皮膚炎や感染症といったデリケートゾーンのトラブルを抱えている方は、医療機関で適切な治療を受けましょう。

病気を抱えていると、皮膚が敏感になって痛みを感じやすくなります。

会陰裂傷も起こりやすくなるので、会陰のケアを行うだけでなく、根本的な解決を目指すことが大切です。

病気を放置していると、悪化したり、かゆみや腹痛などの症状が現れたりすることもあるので、デリケートゾーンの異変に気付いたら婦人科へご相談ください。

デリケートゾーンのお悩みは医療法人心鹿会へご相談ください

デリケートゾーンのお悩みは医療法人心鹿会へご相談ください

会陰が切れてしまうと、数日に渡ってヒリヒリとした痛みを感じます。

性行為を行う度に会陰が切れているという方は、医療機関へ相談して適切な治療を受けましょう。

デリケートゾーンの痛みに関するお悩みは、医療法人心鹿会へご相談ください。

当院の医師をはじめとしたスタッフは全員女性であるため、デリケートなお悩みも気兼ねなくお話しいただけます。

原因はわからないけれど陰部が痛む、デリケートゾーンに違和感があるなど、まずはお気軽にご相談ください。

デリケートゾーンの痛みやかゆみが気になる方は
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この記事の監修者
二宮 典子

医師。泌尿器科専門医・指導医、漢方専門医、性機能専門医。
2015年から女性医療に特化したクリニックの院長として泌尿器科・婦人科・性機能に関する専門的診療に従事。医療者向けの講演会や一般向けのYouTubeなど幅広い活動を行う。2021年にNINOMIYA LADIES CLINICを開院し、院長就任。自院では、医療者にしかできない誠実で安全な美容を提供するべく、アートメイク・女性器治療などにも注力する。